【ロードバイク】FTPが必ず上がる2ステップと犯しがちな2つの失敗

Contents

FTPが上がれば、ロードバイクで速く楽に走れる理由

FTPはロードバイク能力の指標

FTPは、ロードバイクの能力を示す指標の一つです。
1時間に発揮できる最大平均パワーを意味します。

英語では「Functional Threshold Power」といい、日本語では「機能的閾値パワー」と訳されます。

FTPについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクのFTPが低下する8つの原因と対策

なぜFTPが上がると、より速く楽に走れるのか

FTPを上げることは、より速いロードレーサーになることを意味します。
FTP250Wの人がFTP300Wになったとします。
以前は、220Wで30分走るのは困難でした。
FTPが上がれば、220Wでかなりの長時間走れるようになります。
同じスピードを楽に、長時間走れるようになります。

スイートスポットトレーニング 時間効率重視でロードバイクトレーニング!向いている人は?やり方は?時間は?強度は?ZWIFTワークアウトは?疑問を全て解決!

FTPが必ず上がる2ステップ

FTPを上げるにはトレーニング計画が重要

ただ漠然とペダルを漕いでいても、FTPは上がりません。

FTPを上げるには、トレーニング計画が重要です。

FTPを上げるには基礎体力をつけた後に、個別の能力を上げるトレーニングが有効です。

ベーストレーニングとビルドアップトレーニングの2ステップで、FTPは上げることができます。

FTPを上げるトレーニングについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクのFTPを上げる時間効率最高のワークアウト5選!

ステップ① ベーストレーニングで有酸素能力を上げる

有酸素能力を上げる重要性

FTPを上げるには、有酸素能力を向上させることが最も近道です。
FTPは、有酸素能力の指標だからです。
有酸素能力と持久力を向上させることで、FTPが上がります。

有酸素能力を上げ、基礎体力を向上させるのがベーストレーニングです。

ベーストレーニングについてはこちらの記事を参考に

冬のロードバイクベーストレーニング アプローチ2選  【量を重視:ハイボリュームトレーニング】VS【質を重視:スイートスポットベーストレーニング】

ベーストレーニングによって起こる体の変化

有酸素能力は、ロードバイクの最も基礎的な力です。

ベーストレーニングをすると、毛細血管が増えます。
体内でエネルギーを生成するミトコンドリアが強化されます。
心肺機能が高まります。
体内に豊富に蓄積されている脂肪をエネルギーにできる身体に変化します。

ミトコンドリアについてはこちらの記事を参考に

【ロードバイク】Vo2maxとミトコンドリアの深い関係

脂肪についてはこちらの記事を参考に

【ロードバイクと食事】ロードレーサーにとって「良い脂質」「悪い脂質」 脂質を知れば速くなる!
ベースとなる体力があるほど、より高いFTPになります。

有酸素能力が上がるベーストレーニングの方法

ベーストレーニングは、持久強度やスイートスポット強度で長時間トレーニングする必要があります。
時間をかければかけるほど効果的です。
ベーストレーニングに高強度は必要ありません。
ベーストレーニングだけに集中します。
ベーストレーニングに集中する時期は、FTPが一時的に低下します。
自分が弱くなったと感じるかも知れません。
ベーストレーニングの時期に他人に負けたとしても、気にすることはありません。
トレーニング目的を見失わないようにしましょう。

ZWIFベーストレーニングワークアウト

ベーストレーニングはZWIFTを使って行うこともできます。

FTPの70%で2時間トレーニングします。

ベーストレーニングでは、パワーを一定に保つことが大切です。

ZWIFなら、目標のパワーを100%出すことができます。

実走とZWIFを組み合わせることで、より良いベーストレーニングができます。

他のZWIFベーストレーニングについてはこちらの記事を参考に

超長時間!3時間越えZWIFTワークアウト5選

ステップ② ビルドアップトレーニングでFTPに必要な個別能力を上げる

ビルドアップトレーニングでFTPを上げる

ベーストレーニングが完了したら、ビルドアップトレーニングを開始します。
ビルドアップトレーニングの目的は、FTPの向上です。
パワーゾーンは7種類に分けます。

パワーゾーンFTP比(%)
回復走~55%
持久走56%~75%
テンポ走76%~90%
スイートスポット88%~94「%
閾値95%~105%
VO2MAX106%~120%
無酸素能力121%~150%

パワー強度が上がるにつれて、持続時間は短くなります。
持久走は何時間でもトレーニングできますが、無酸素能力は数秒です。

FTPを高めるビルドアップトレーニング

ビルドアップトレーニングで必要なのは、閾値やVO2MAXです。
レース当日に必要な能力を向上させます。

ZWIFTでできるVO2MAXワークアウト

ZWIFTには、VO2MAXを高めるワークアウトがたくさん用意されています。


Vo2maxは強度が高いため、長時間維持できません。

インターバルをすることで、VO2MAX強度に長時間滞在することができます。

このワークアウトでは、強度は変化せず、インターバル時間が2分から4分まで変化します。

最長の4分が終われば3分、2分と短くなっていくので精神的に楽です。

ZWIFTのVO2MAXワークアウトについてはこちらの記事を参考に

Vo2maxが上がるZWIFTワークアウト5選

FTPが上がらない2つの失敗

失敗① 最新のFTPを使わない

FTPは常に最新の値を使用する

正しいトレーニングを続けると、FTPの値は上がります。
FTPが上がると、パワーゾーンは変化します。
1分間しか出せなかったパワーが、2分間出せるようになります。
定期的にFTPをテストして、最適なパワーゾーンでトレーニングすることが大切です。

FTPテストについてはこちらの記事を参考に

ZWIFT FTPテスト全4種類徹底解説

正しいパワーゾーンでトレーニングする重要性

FTPが上がっているにも関わらず、同じパワーゾーンでトレーニングしたくなることがあります。
FTPが上がるにつれて、トレーニングのパワー値も高くなります。
FTPの向上は、あなたが強くなっていることを示します。
体力の向上に合わせて、パワーゾーンも更新する必要があります。
最も避けなければならないのは、最適化されていないパワーゾーンでトレーニングすることです。

トレーニングはいつでもきついものです。

FTPが上がっても、トレーニングは楽になりません。

ただ速くなるだけです。

失敗② FTPを上げることが目的になる

FTPはトレーニングの指標に過ぎない

トレーニングの結果として、FTPが向上します。
FTPを上げることが、トレーニングの目的ではありません。
目的は「より速くなること」です。

FTPはトレーニングゾーンを決めるために使います。

人と比べて、優劣をつけるためのものではありません。

FTPの増減に一喜一憂しない

FTPの増減に一喜一憂するべきではありません。
FTPが常に伸び続けることは、稀です。
ベーストレーニングでは、FTPが低下する場合が多いです。
FTPは、トレーニング強度の設定のために使います。
計画的なトレーニングにより、FTPは向上します。
今日できなかったトレーニングができるようになります。

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