【ロードバイクと食事】ロードレーサーにとって「良い脂質」「悪い脂質」 脂質を知れば速くなる!

Contents
目次
ロードレーサーは脂質を避けるべきか
「脂質=悪者」は大きな間違い
「タンパク質」「糖質」と並ぶ三大栄養素の一つが「脂質」です。
脂質は悪者にされがちですが、「良い脂質」はロードレーサーだけでなく、すべての人の健康に欠かせないものです。
脂質の多く含まれる食品はカロリーが高くなります。
高脂肪食品は、エネルギー源となります。
1gの脂質は9キロカロリーのエネルギーになります。
乳児や成長期の子供に低脂肪食を与え続けると、正常な成長ができなくなります。
これは、運動量の多い人にも当てはまります。
トレーニングをしてロードバイクが速くなるためには、適切な脂質摂取が不可欠です。
タンパク質についてはこちらの記事を参考に
糖質についてはこちらの記事を参考に。
三大栄養素についてはこちらの記事を参考に。

脂質は重要なエネルギー源
ロードバイクのトレーニングでは、体に蓄えられた炭水化物はすぐに使い果たしてしまいます。
炭水化物を補うのが脂質です。
ロードバイク選手は、大量のエネルギーを摂取する必要があります。
反対に、運動量の少ない人が同じように大量のエネルギーを摂取すると肥満に繋がります。
脂質はほんの数口でカロリーを摂取できます。
重要なエネルギー源にもなるし、肥満の原因にもなります。
脂質は食べ物を美味しくする
脂質には、食欲をそそる香りと風味があります。
美味しい食べ物の多くは脂質が多い食べ物です。
脂質の多い食べ物はしなやかでしっとりとした食感を与えます。
揚げ物は風味を閉じ込め、香ばしい香りが舌を楽しませます。
脂質は食後の満足感を促進させる働きもあります。
ロードバイクに与える脂質の働き
脂質の働きでトレーニング効果アップ
脂質は細胞の修復、体内組織の維持、免疫の働きに大きく関わります。
極端に脂質をカットすると皮下脂肪が少なくなりすぎ抵抗力が落ちたり、脂溶性ビタミンが吸収されにくくなります。
イヌイットは高脂肪の食事を摂ることにより皮下脂肪を蓄え、極寒の環境に適応しています。
4種類の脂質
脂質は大きく4種類に分かれる
脂質は1gで9kcalもあります。これはタンパク質の2倍以上です。
高カロリーなので体重増加につながりやすいですが、逆に言えばエネルギーを蓄えるのに優れた栄養素です。
脂質は色々な種類に分類できます。
ここでは、大まかに「飽和脂肪酸」「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」「トランス脂肪酸」の4種類に分類します。

①飽和脂肪酸
・体内で合成できる・エネルギーとして使われやすい
・過剰摂取になりがちで、健康を損なう
・肉、乳製品、卵黄、チョコレートなどに含まれる
②一価不飽和脂肪酸
・オメガ9系脂肪酸とも呼ばれる
・常温で液体
・エネルギーとして使われにくい
・物質として不安定
・オリーブオイル、菜種油、アボガド、イワシ油に多く含まれる
③多価不飽和脂肪酸
・オメガ3系、オメガ6系脂肪酸に分類される
・体内で合成できない必須脂肪酸を含む
・魚油、サラダ油、クルミに含まれる
④トランス脂肪酸
・植物油を高温にする過程で生成される脂肪酸
・健康にマイナス
・マーガリン、加工油脂に含まれる
摂るべき脂肪、摂るべきでない脂肪
必要な脂質の量
一日の摂取エネルギーのうち、20%から30%を脂質で摂るべきです。
40gから60gの脂質が適量です。
問題は、どの脂質を摂取するかです。
積極的に摂るべきなのは、魚やアボガドに含まれる「一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸」です。
減らすべきなのは、牛脂やチョコレートに含まれる「飽和脂肪酸」です。
摂る必要がないのは、ジャンクフードに含まれる「トランス脂肪酸」です。

ジャンクフードは体重が増えるだけ
ケーキやファーストフードなど「健康に悪そう」な食品にはトランス脂肪酸が多く含まれています。
男性の場合、一日に40gから60gの脂肪を摂る必要がありますが、この脂肪をどの食品から摂るかが大切です。
ケーキやクッキーから必要な脂肪は摂れません。魚やオリーブオイルなど、良質な脂肪を摂りましょう。
お菓子やパンを買う時にパッケージ裏の成分表を見る癖をつけると、脂肪の多い食品、少ない食品を見分けられるようになります。

シュークリーム、菓子パン、カップラーメンには多くの脂質が含まれています。
20gから30gは含まれています。
大きな菓子パンやカップ麺だと50gを超える商品もあります。
これらの脂肪はほとんどがトランス脂肪酸なので、摂取しない方が良い脂肪です。
お菓子を食べるなら和菓子を選びましょう。
シュークリームをどら焼きやまんじゅうに変えるだけで脂質摂取量は劇的に減らせます。
エネルギー源としての脂質
ロードバイクトレーニングを長時間・低強度でするときに脂質のエネルギーは不可欠です。
短時間で高強度のトレーニングには糖質が使われます。
体を絞ったサイクリストでも脂肪により5万から10万キロカロリーは蓄えられています。
糖質は僅か2000キロカロリーくらいです。
強度の高いトレーニングばかりしていると糖質を優先的に使う体になってしまいます。
低強度や中強度のトレーニングを長時間することによって脂肪を効率的に使う体になります。
脂肪を効率的に使えるようになるとトレーニングの上限とパワー出力が上昇します。
強度の高い場面に糖質を使うことができるからです。
低強度のトレーニングを長時間行うことによりエネルギーの70%から90%を脂肪から供給できるようになります。
アタックやスプリントで糖質のエネルギーを使えるようになります。
強度の高いトレーニングばかりしていると、低強度の出力でも60%の糖質を使ってしまう体になります。
必要な時にエネルギーが枯渇して対応できなくなります。
ZWIFTレースに例えるなら、糖質優先で使う人は絶えずブーストアイテムを使っているようなものです。
ブーストアイテムは上り坂や最後のスプリントなど、効果的な場所で使うべきなのです。
「ゆっくり走れば速くなる」はランナーの間では有名なメソッドですがサイクリストにも当てはまります。
シーズンオフは「基礎トレーニング」と良質な脂肪摂取で効率的なサイクリストを目指しましょう!
