ロードバイクのFTPが低下する8つの原因と対策



Contents

FTPはなぜ低下するのか

FTPは直線的に上昇しない

FTPはトレーニング強度の指標に過ぎない

FTPが上がり続けるのが理想だけど・・・

ほぼ全てのロードレーサーがFTP向上を目標にトレーニングしています。

FTPについてはこちらの記事を参考に

【ロードバイクFTP判定】自分のFTP 高いor低い?国内プロ・海外プロと比較!

ZWIFT FTPテスト全4種類徹底解説

FTPテストの結果が前回より下がると落ち込みます。
多くの人は、FTPが常に向上することを願っています。
FTPは、トレーニング強度を決めるための指標に過ぎません。
アスリートとしての価値を決めるものではありません。
FTPテストの結果は、トレーニングに有効活用することで初めて意味を持ちます。

FTPをトレーニングに活用することが最も大切

FTPは直線的に上昇することはありません。
急上昇することもあれば、停滞することもあります。
低下することも珍しくありません。

FTP低下の原因は

FTP低下の理由はパワーの低下

FTPが低下する最も簡単な理由は体が出せるパワーが低下したからです。
原因は様々です。
短期的な原因と長期的な原因が考えられます。

①自己ベストに到達している

自分の限界に達しているのかも

体力が向上し、限界に近づくほど、FTPは上昇しにくくなります。
FTPの上昇幅が小さい場合は、自己ベストに限りなく近づいている可能性があります。
FTPは永遠に上昇することはありません。
加齢などの原因で、最終的には低下します。
長期的な視点に立った場合、FTPの低下は避けられないと言えるかも知れません。

加齢とFTPの関係性についてはこちらの記事を参考に

ロードバイクに年齢は関係なし!?40歳代・50歳代でも強くなれる秘訣5選

②有酸素能力不足

有酸素能力は全ての基本だよ

FTPを上昇させるために、有酸素能力は必要不可欠です。
有酸素能力を向上させる最もシンプルで確実な方法は、長時間の走り込みです。
スイートスポット強度のトレーニングは、比較的短時間で結果を出すことができます。
テンポトレーニングは、スイートスポットトレーニングより少し時間が必要です。
持久走強度は多くの時間がかかりますが、それに見合った効果が得られます。
自分のトレーニング環境に合った強度を設定し、実行しましょう。

有酸素能力を向上させるトレーニングについてはこちらの記事を参考に

ロードレース必勝法!有酸素運動能力トレーニング!!

③無計画なトレーニング

トレーニングは計画的に

長期的視点に立った計画的なワークアウトができていないと、FTPは低下します。
思いつきでトレーニングしてFTPが向上するのは、最初だけです。
トレーニングは年間計画が大切です。
シーズンオフの基礎期に有酸素能力を高めます。
レースシーズンはトレーニング強度を上げ、FTPを向上させます。
長期的なトレーニング計画を立てても、やり切らないと効果はありません。

基礎期のトレーニングについてはこちらの記事を参考に

冬に有酸素能力を上げる!乳酸閾値LT向上トレーニング!!

④弱点を補強し、得意分野を伸ばすトレーニング

人にはそれぞれ得意なパワー域があります。
6秒平均パワーが高い人もいれば、5分平均パワーが高い人もいます。
自分の得意なパワー域ばかりトレーニングしても、FTPは向上しません。
全てのパワー域を万遍なくトレーニングすることが大切です。
弱点を補強し、得意分野を伸ばすことでより強いロードレーサーになれます。

スプリントトレーニングについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクのスプリント力を強化!ベストな方法は!?

体力が向上するほど、成果を上げるのが難しくなります。

⑤停滞期に入っている

FTPが限界近くなると停滞期に入ります。
停滞期を乗り越えられれば、次のレベルに達することができます。
停滞期を脱するには、進化を妨げている要因を分析する必要があります。
停滞する原因は食事、睡眠、回復不足、日常生活のストレスなどが考えられます。
トレーニングが自分の弱点にフォーカスしているかも考えましょう。

停滞期についてはこちらの記事を参考に

【ロードバイクトレーニング】停滞期「プラトー」を打ち破れ!

⑥トレーニング量が多すぎる・少なすぎる

多すぎても少なすぎてもダメだよ

トレーニング量が適正でないとFTPは向上しません。
トレーニングの目的は、負荷と回復です。
適正な負荷をかけ、回復することでパフォーマンスが向上します。
トレーニング量が少ないと、十分な負荷がかけられません。
トレーニング量が多すぎると、回復できなくなります。

適正なトレーニング量は人によって違うよ

適正なトレーニング量は、個人の回復力やトレーニング環境により異なります。
最適なトレーニング量は、自分で決める必要があります。
トレーニング量を急激に増やすのは、ありがちな過ちです。

徐々に増やそう

トレーニング量は徐々に増やすことが大切です。
トレーニング量を急激に増やすとFTPは低下します。
その場合は、トレーニング量を少し下げ、回復にフォーカスしましょう。
トレーニング量を減らした後にFTPが低下した場合は、ボリューム不足の可能性が高いです。
そのままトレーニング量を減らし続けると、FTPは急激に低下します。
FTPが高い人ほど、急激に低下します。
トレーニング量を増やす必要があります。

リカバリーについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクトレーニングのアクティブリカバリー(積極的休養)は効果あり!?なし!?リカバリーライドの効果を検証

 

⑦FTPテスト結果を無視

テスト結果をあえて無視することも大切かも

多くの場合、FTPテストの数値は嘘をつきません。
しかし、FTPテスト当日の体調が悪かった可能性もあります。
トレーニング量が適正な場合は、FTPテストの結果を無視するのも良い方法です。
FTPテストをした時の体調を考慮する必要があります。
その場合は、数日後に再テストを実施します。

FTPテストについてはこちらの記事を参考に

ZWIFT FTPテスト全4種類徹底解説

⑧シーズオフはFTPを気にしない

基礎期にFTPが下がるのは避けられないよ

シーズンオフは、有酸素能力を中心に基礎を作る時期です。
基礎期はトレーニング強度が下がるので、FTPが低下します。
基礎期にFTPが低下しても、気にする必要はありません。
基礎期にFTPが低下するのは正常です。
FTP低下が気になるようであれば、この時期はテストをパスしても大丈夫です。
基礎期に有酸素能力をしっかりと築ければ、シーズン中にFTPは必ず向上します。

 

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