ロードレース必勝法!有酸素運動能力トレーニング!!

Contents
有酸素運動能力を高めてロードレースで勝利!
ロードレースでは有酸素運動能力が重要!

ロードバイクでペダルを強く漕ぐと心拍数が上がります。
心拍数が上がると疲労を感じるようになります。
同じ速度で走っているのに心拍数が上がり続ける人と、低いままの人がいます。
心拍数の上がりにくい人は疲労をあまり感じません。
この違いは有酸素運動能力の違いから生まれます。

レース中に同じ速度で走っているのに心拍数が高い人と低い人がいるよ!
この違いが有酸素運動能力!!

有酸素運動についてはこちらの記事を参考に
ダイエット!有酸素系ZWIFTワークアウト5選ー1時間オーバー編ー
有酸素運動能力って何!?
ロードバイクレースは有酸素運動
持久的競技であるロードレースはレース中の大半の時間が有酸素運動です。
有酸素運動とは酸素を利用して長時間ペダルを漕ぎ続けることが出来る強度を言います。

レース中は有酸素運動が大半を占めるよ!
口から取り込まれた酸素は肺へ流れます。
肺の中で肺胞の毛細血管から取り込まれた酸素は血流に乗り心臓のポンプで全身に運ばれます。
運動強度が上がると筋肉は収縮のためにより多くの酸素を必要とします。
酸素の供給量を増やすために心拍数、呼吸数が上昇します。
体内に酸素を取り込む能力を表したのが最大酸素摂取量(VO2MAX)です。
有酸素能力が上がるとVO2MAXも向上します。

筋肉に酸素を送り込む力が有酸素運動能力なのか!
VO2MAXについてはこちらの記事を参考に
運動強度の急上昇に体は瞬時に反応しない
運動強度が急に上がっても体は瞬時に反応することは出来ません。

短い階段を駆け上がる時をイメージしてみて!
短い階段を急に駆け上がる時をイメージしてみます。
階段を駆け上がる時は数秒なので息は切れません。
階段を駆け上がった後に息切れし、鼓動が激しくなります。
階段を駆け上がっている時は無酸素運動です。
階段を上がった後が有酸素運動に切り替わる時です。

階段を上がった後に息切れするね・・・

有酸素=酸素の供給が需要を上回った状態
無酸素運動は長時間続けることが出来ません。
酸素の供給量が需要を下回っているためです。

酸素の供給が間に合っていない無酸素運動は、長く続けられないよ!
酸素の供給量が需要を上回っている状態が有酸素運動です。
有酸素運動はFTPの下の強度で、長時間続けることができます。
無酸素運動は長時間続けることが出来ません。
有酸素能力の低い人は、同じパワーで漕いでいるのに心拍数、呼吸数が上がり続けます。
最終的にはパワーを維持出来なくなり、大幅にペースダウンします。

高強度インターバルの最後の状態だね

有酸素運動能力を上げる方法!

有酸素運動能力が向上すると起きる体の変化
有酸素運動能力が向上すると心肺機能が向上します。
安静時心拍数は低くなります。
通常の安静時心拍数は成人男性の場合60回/分から70回/分です。
女性は5回程度高くなります。
有酸素能力の高いマラソン選手は安静時心拍数が低くなります。
シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんの現役時代は38回/分でした。

健康診断でも徐脈で再検査になったりするよ!
心拍数が低い傾向は運動中にも当てはまります。
有酸素運動能力が高い人は同じパワーを低い心拍数で出すことが出来ます。
あるパワー値を低い心拍数で出すことが出来るようになれば有酸素運動能力が向上していると言えます。
酸素を必要としている筋肉へより効率的に供給出来るようになったのです。

同じ運動を低い心拍数で出来るようになるよ!
無酸素エネルギーを温存!
有酸素運動能力が向上すると無酸素エネルギーを温存することができます。
ロードレース中のアタックやゴールスプリントに無酸素エネルギーをつぎ込むことが出来ます。
有酸素運動能力を向上させる方法

地味なトレーニングをコツコツとする必要があるよ!
年間を通して有酸素トレーニングは必要です。
トレーニング計画の中に常に有酸素トレーニングを入れましょう。
以前は低強度長時間トレーニングが有酸素トレーニングの内容でした。
スイートスポットトレーニングはより効率的に有酸素運動能力が向上することが分かっています。

スイートスポットトレーニングは効率的!
スイートスポットトレーニングについてはこちらの記事を参考に
スイートスポットトレーニングでサイクルロードレースに勝つ!効果とメリット・注意点は!?
FTPからVO2MAX強度でのトレーニングも乳酸除去能力を向上させるので有酸素運動能力が向上します。
乳酸除去能力についてはこちらの記事を参考に
乳酸除去能力を上げるには!?ZWIFTワークアウトプランも紹介!!
シーズンが深まりにつれてTPからVO2MAX強度でのトレーニング頻度を上げていきます。
有酸素運動能力向上! まとめ
同じ速度で走っているのに心拍数が上がる続ける選手とと低いままの選手は有酸素運動能力が違う
持久的競技であるロードレースはレース中の大半の時間が有酸素運動
運動強度が上がると筋肉は収縮のためにより多くの酸素を必要とする
体内に酸素を取り込む能力を表したのが最大酸素摂取量(VO2MAX)
無酸素運動は長時間続けることが出来ない
有酸素運動能力が向上すると心肺機能が向上する
有酸素運動能力が高い人は同じパワーを低い心拍数で出すことが出来る
有酸素運動能力が向上すると無酸素エネルギーを温存することができる
年間を通して有酸素トレーニングは必要
スイートスポットトレーニングはより効率的に有酸素運動能力が向上することができる
FTPからVO2MAX強度でのトレーニングも乳酸除去能力を向上させるので有酸素運動能力が向上する
