低価格と信頼性を実現した「4iiiiパワーメーター」を買って取り付けてみた
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目次
パワーメーターはロードバイクトレーニング必須機材
パワーメーターはロードバイクトレーニングに欠かせないツール
パワーメーターは、ロードバイクトレーニングに欠かせないツールになりつつあります。
高価なホイールを買うよりも、パワーメーターを導入した方が速くなれます。
自分自身がパワーアップする方が、勝利への近道です。
パワーメーターを使ってトレーニングすると、トレーニングのバリエーションを増やせます。
「今、自分がどれくらい頑張っているか」を数値化できるので、モチベーションも上がります。
トレーニング中だけでなく、長期的な疲労度や去年の自分と比べて何パーセント強くなっているかも分かります。
パワートレーニングについてはこちらの記事を参考に
パワーメーターはトレーニング中に役立つだけじゃないよ。
コンディション管理やトレーニング方法が合っているのかの確認ができるよ!
毎日のトレーニングが充実するので導入して後悔はしないでしょう。
ただ、値段が高くて・・・
多様化と低価格化が進むパワーメーター創世期
かつては高級機材だったパワーメーター
パワーメーターは、出始めの頃は高価な機材でした。
自転車のパワーは、僅かな「歪み」を測定する必要があります。
かつては専門施設でしか測定できませんでした。
しかし、1986年にドイツのSRM社がクランク内蔵パワーメーターを世界で初めて販売しました。
SRM社のパワーメーターは、屋外でパワーが計測できる画期的な商品でした。
屋外でパワーを計測できる画期的な製品でしたが、40万円以上と非常に高価でした。
一般のトレーニングに使えるものではありませんでした。
低価格化と多様化が進んだパワーメーター創世期
2011年に「Power Tap」社が、ハブ内蔵型パワーメーター「G3」を発売します。
以降は様々なメーカーがパワーメーター市場に参入し、低価格化が進みます。
測定方法も「ハブ型」「ペダル型」「クランク型」「チェーン型」「クリート型」など様々でした。
パワーメーター創世期には色々な商品があったんだね
中には、飛行機のピトー管のように空気抵抗を測定してパワーを推定する商品もありました。
心拍数からパワーを推定する商品もあったね
一般にも手が届くパワーメーターを実現したパイオニア「SGYシリーズ」
2013年に日本のメーカーであるパイオニアが、突如パワーメーター市場に参入しました。
パイオニアは、クランク型パワーメーター「SGYシリーズ」を発売します。
最初に発売されたSGY-PM900H90は、クランク別売りで15万円でした。
依然高価ではありますが、アマチュアにも手が届く価格にまでなりました。
パイオニアのSGYシリーズは耐久性、信頼性共に素晴らしかったよ!
2018年に左クランク計測モデルの「SGY-PM930HL」を定価74,800円(クランク代金含まず)発売します。
パイオニアは、2020年3月にパワーメーター市場からの撤退を発表します。
パイオニアの技術はシマノに売却されたよ!
以降は、クランク型・片脚計測で10万円前後が標準価格という時代が続きます。
現在はクランク型やペダル型が主流だよ!
高品質・低価格を実現した4iiiiパワーメーター
パワーメーターの価格破壊を実現した「4iiii」
2010年創業の「4iiii社」がクランク(シマノ105・7000)代金込みで定価32,000円の低価格パワーメーターを発売します。
低価格パワーメーターは他のメーカーも販売していますが、信頼性の問題が付きまといます。
4iiiiはコロラド大学での第三者機関の測定で誤差±1.06%でした。
プロチームも導入する「4iiii」
「4iiii」は、2021年にUCIワールドツアーチームへ昇格するイスラエル・スタートアップネーションに機材供給します。
4iiiiフォーアイ PRECISION パワーメーター シマノR7000 105 左クランクのみ ボタン電池 コイン電池仕様 [サイクルコンピューター] [サイコン] [サイクルメーター] 価格:33,440円 |
4iiiiのパワーメーターは低価格と信頼性を兼ね備えているよ!
フルーム選手やマイケル・ウッズ選手、セップ・ヴァンマルケ選手などが4iiiiのパワーメーターで戦うことになります。
UCI女子コンチネンタルチームTIBCO – Silicon Valley Bankやマウンテンバイク選手、トライアスロン選手にも機材供給しています。
日本では2019年から兵庫県の自転車部品卸売販売「トライスポーツ」が取り扱いを開始します。
4iiiiはクランク型パワーメーター
4iiiiのパワーメーターは、全てクランク取付型です。
両脚計測と片脚計測があり、それぞれ電池式か充電式かに分かれます。
電池式は「PRECISION シリーズ」、充電式は「Podiiiiumシリーズ」です。
購入する前にフレームとパワーメーターが干渉しないか事前に調べよう!
電池式でも充電式でも価格は同じです。
充電式は薄いのでエアロフレームに適しています。
両脚測定 | 片脚測定 | |
シマノDura-Ace 9100 | 99,000円 | 52,000円 |
シマノUltegra 8000 | 77,000円 | 42,000円 |
シマノ105 7000 | 66,000円 | 32,000円 |
イスラエル・スタートアップネーションが使用するのは電池式の「PRECISION Dura-Ace 9100」です。
今使っているクランクをメーカーに送ってパワーメーターを取り付けることもできるよ!
4iiiiパワーメーター取付方法
外箱を開封します。
クイックスタートガイドが入っています。
簡易的なものなので詳細はネットで観た方が良いです。
ビニールで梱包されています。
電池タイプの蓋は手で簡単に開けられます!
屋外でも工具が要らないのは嬉しいポイントです。
電池はコンビニでも手軽に入手できる「CR2032」です。
バッテリー駆動時間は100時間超です。
十分にグリスアップされています。
脱落防止爪をなくさないように注意しましょう。
使う工具は3つだけ!
クランクボルトを外すシマノTL-FC16
六角レンチ5mmと8mmです。
最初に今ついているペダルを外します。
左ペダルは逆ネジです。
ペダル側から見て右に回して取り外します。
逆ネジなので注意してね!
クランクを外してからでもいいのですが、最初の方が作業しやすいです。
次に、クランクボルトを外します。
使う工具は「TL-FC16」です。
定価326円です。
半時計回しに回します。
締め付けはきつくないので手で回るはずです。
クランクボトルが外れました。
次はクランク取付ボルトを緩めます。
2か所のクランク取付ボルトを緩めます。
半時計回しです。
ある程度緩めれば外せるので完全に外す必要はありません。
クランクが外れました!
取り外したクランクです。
取り外しと逆の手順で取り付けます。
クランクの軸に溝があるので、溝にあうように左クランクを取り付けます。
クランクボルトを取り付けます。
締め付けトルクは0.5~1.5 N・m程度なので手で締め付けるくらいです。
最後にクランク取付ボルトを締めれば完成です!
使用前に4iiiiのアプリをダウンロードしてバージョンアップを随時行いましょう!
アプリからキャブレーションもできます。
クランクの取り外しと取付は難しい作業ではないよ!
初めてでも30分くらいでできたよ!
4iiiiのパワーメーターは信頼性と価格を兼ね備えています。
パワーメーター導入の選択肢としておススメです。
4iiiiフォーアイ PRECISION パワーメーター シマノR7000 105 左クランクのみ ボタン電池 コイン電池仕様 [サイクルコンピューター] [サイコン] [サイクルメーター] 価格:33,440円 |