【ロードバイク】冬のベーストレーニングを成功させるための7つの重要ポイント
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目次
強いロードレーサーは冬に作られる
最も重要で最も地味なベーストレーニング
ロードバイクが速くなるのは、段階的なトレーニングが必要です。
トレーニングは、ベーストレーニング期、強化期、スペシャルトレーニング期に分けることができます。
最も長い時間をかけるのがベーストレーニングです。
ベーストレーニングの目的は、有酸素能力の向上です。
ベーストレーニングは地味で効果が見えにくトレーニングです。
しかし、ベーストレーニングは速くなるために最も重要です。
ベーストレーニングのやり方についてはこちらの記事を参考に
ベーストレーニングに必要な期間は2か月から3ヶ月
ベーストレーニングは、通常12週間が必要です。
短くても8週間が必要です。
8週間未満は、期待できるような効果が得られません。
ベーストレーニングを冬にする理由
ベーストレーニングは期間が長いため、冬に行うのが一般的です。
ベーストレーニングは、レースシーズン中のトレーニングと全く異なります。
春から夏にかけてのレースシーズンに成功するか否かは、冬にかかっていると言っても過言ではありません。
ベーストレーニング中は自分が弱くなったと感じるかも知れません。
ベーストレーニング中はFTPが落ちます。
ベーストレーニングの目的は大きな土台作りです。
大きな土台を作ることで、レースシーズンに飛躍することができます。
ベーシックトレーニングの効果を信じて、やり遂げることが大切です。
有酸素能力についてはこちらの記事を参考に
①自分の長所・短所を認識し、目標とプランを立てる
自分の欠点を見つめなおす
ベーストレーニングを始める前に、昨シーズンの結果を振り返ります。
昨シーズンを評価し、何が良かったか、悪かったかを明らかにします。
誰でも自分の短所を認めるには、辛いものです。
自分に正直になり、欠点を認識しましょう。
レースで足りなかった部分を探しましょう。
上りで遅れた、平坦で遅れた、ゴールスプリントで負けたなどです。
落車が多かったり、コーナーで遅れるなども欠点です。
テクニックが不足している可能性があります。
パワートレーニングをしている場合は、パワープロフィールをチェックします。
弱いのは5秒パワーでしょうか、10分パワーでしょうか。
大切なのは、失敗を繰り返さないことです。
自分の長所と短所を見極めることで、来シーズンに向けて補強することができます。
目標を立てる
次に、来シーズンの目標を立てます。
来シーズンに成し遂げたいことを明確にします。
目標は、具体的なものにします。
〇〇のレースで〇位になるや、FTPを〇Wに上げるなどです。
トレーニング計画を立てる
目標が定まったら、トレーニング計画を作ります。
時間は、限られています。
トレーニングに割ける時間は決まっています。
トレーニングだけでなく、身体を回復させる時間も必要です。
トレーニング時間は長ければ長いほど良いですが、休養とのバランスが必要です。
最初から無理をして、ベーシックトレーニングが中途半端にならないようにします。
無理なくやり遂げられる時間に設定します。
レースについてはこちらの記事を参考に
②目標レースから逆算してベーストレーニングする
ベーストレーニングの期間は長いほど、大きな効果が得られます。
しかし、ベーストレーニング直後はレースに対応できません。
強度を上げる強化期が必要です。
目標のレースから逆算して、ベーストレーニングの期間を決めます。
目標のレースまで2か月しかないのに、ベーストレーニングをしても無意味です。
ベーストレーニングは、最低でも2か月は必要です。
目標のレースまであまりにも短い場合は、そのレースを諦めることも必要です。
③トレーニングに割く時間に応じたトレーニング内容を選択
ベーストレーニングの基本は、低強度長時間です。
低強度長時間は伝統的な方法であり、適切に行えば大きな効果が得られます。
多くの場合、低強度は達成できますが、長時間は困難です。
トレーニングは、今の自分を上回る刺激が必要です。
1時間から2時間のトレーニングは、簡単です。
しかし、4時間から5時間のトレーニングを日常的に行うのは困難です。
低強度長時間トレーニングの効果を得るには、週に12時間から20時間が必要です。
週のトレーニング時間が10時間未満の場合は、スイートスポットトレーニングを選択します。
スイートスポットトレーニングは、比較的短時間でトレーニング効果を得られます。
スイートスポットトレーニングはインターバルが中心になるので、変化があり飽きにくいです。
スイートスポットトレーニングを行うには、集中力と知識が必要です。
スイートスポットトレーニングについてはこちらの記事を参考に
スイートスポットトレーニング 時間効率重視でロードバイクトレーニング!向いている人は?やり方は?時間は?強度は?ZWIFTワークアウトは?疑問を全て解決!
④出場レースの優先度を決める
出場する全てのレースに全力で準備するのは、現実的ではありません。
来シーズンに出場する予定のレースを、優先度に応じてABCに分けます。
Aは、最優先するレースです。
1シーズンに1回か2回です。
Aレースは、時間をかけてテーパリングします。
シーズンで最高のパフォーマンスを発揮できるように、調整します。
Bレースは、長期間のテーパリングをしません。
体調を整える程度です。
トレーニングが順調に進んでいるかの指標となるレースです。
Cレースは、トレーニングレースです。
レースは全力で走りますが、結果を気にする必要はありません。
逃げに挑戦するなど、テーマを持って走っても良いでしょう。
テーパリングは、行いません。
テーパリングについてはこちらの記事を参考に
【ロードバイクのテーパリング】メカニズムと実践法を知ってレースで最高のパフォーマンスを発揮する方法
⑤ZWIFTを活用する
悪天候の日はインドアトレーニング
冬は、天候悪く、日没も早いです。
悪天候の時や夜間は、インドアトレーニングが有効です。
ZWIFTなら、狙ったパワーを100%出すことができます。
デメリットは、集中力が必要なことです。
ZWIFTに集中できる環境を整えることが大切です。
体を冷却する
体を冷却することはインドアトレーニングで非常に重要です。
冷却は、蒸発冷却で行います。
扇風機を体に当て、汗を蒸発させます。
体温の上昇は、集中力を削ぎパフォーマンスを低下させます。
ZWIFTの快適室温についてはこちらの記事を参考に
ZWIFTに最適な快適室温は何度!?暑すぎる・寒すぎるとどうなるの!?
ワークアウトを活用する
集中するために、グループワークアウトやワークアウトを活用します。
2時間を同じ強度でするよりも、30分×4本の方が短時間に感じます。
小さな目標を立てることで、トレーニングをやり遂げることができます。
ベーストレーニングに最適のワークアウトについてはこちらの記事を参考に
ロードバイク 冬にするべきZWIFTワークアウト5選~1時間から2時間編~
⑥屋外トレーニングの大きなメリットと注意点
ベーストレーニングは実走が最適
トレーニングボリュームを稼ぐには、屋外で走るのが一番です。
インドアトレーニングは悪天候の日は有効ですが、限界があります。
インドアトレーニングを4時間するのは、非常に難しいです。
最適なウェアで走る
実走で大切なのは、適切なウェアです。
走り始めは寒くても、すぐに暑くなります。
アームウォーマーやレッグウォーマーを活用し、小まめな調整ができるようにします。
手先や足先は、走っても温まりません。
グローブやシューカバーを活用し、身体の端末が冷えないようにします。
グループライドに要注意
グループライドは、ベーストレーニングの強度を守れる人と行います。
グループライド中に、レースのようになってしまう事が多くあります。
ベーストレーニングに高強度は不要です。
ベーストレーニング中は、多くても3人程度で走る方が効果的です。
⑦ベーストレーニングを最後までやり遂げる
ベーシックトレーニングは、地味で辛いものです。
冬は寒く、日没も早いのでトレーニング時間を確保するのが困難です。
ベーシックトレーニング中は、強度を落とすので自分が弱くなったと感じることもあります。
ベーシックトレーニングは、効果を信じてやり遂げることが大切です。
ベーシックトレーニングは、結果の見えにくいトレーニングです。