ZWIFTのフレームを速くする「バイク・アップグレード」徹底解説

Contents
目次
新機能「Bike Upgrade」とは
フレームをアップグレードできる新機能「バイク・アップグレード」
ZWIFTにフレームをアップグレードできる新機能「バイク・アップグレード」が2025年3月から加わりました。
アップグレード対象は、全フレームです。
アップグレードの段階は、5ステージです。
アップグレードにより、ヒルクライムバイクはより軽く、タイムトライアルバイクはより空力性能が優れたものになります。
XPが5%アップするフレームもあります。
アップグレード条件は、時間や距離など各々のフレームにより異なります。
アップグレード特典も様々です。
ZWIFTには、課金システムがありません。
必要なのは、ユーザーがロードバイクで費やすパワーだけです。
ZWIFTのフレームについてはこちらの記事を参考に
ZWIFT最速のマウンテンバイク・グラベルバイクをシチュエーションに応じて選ぶ方法
アップグレードでどれくらい速くなるか
フレームによりますが、アップグレードにより、ヒルクライムは1時間当たり50秒以上速くなります。
平坦は、1時間当たり20秒以上速くなります。
アップグレードにより、レースでかなりのアドバンテージを得られます。
アップグレードした場合の短縮タイムの目安は下の表の通りです。
フレームタイプ | 平坦の短縮タイム | 上りの短縮タイム |
軽量フレーム | 22秒 | 60秒 |
タイムトライアルバイク | 45秒 | 26秒 |
ハイエンドモデルのフレームの方が、アップグレードの恩恵を受けやすくなります。
恩恵は大きいですが、アップグレードに必要なコスト・労力も多くなります。
アップグレードは5ステージ
バイク・アップグレードは5ステージあります。
ステージが上がる毎に、フレームが高性能になったり、特典が得られたりします。
ノーマルフレームは、走行距離でアップグレードします。
ヒルクライムバイクのアップグレードには、獲得標高が必要です。
タイムトライアルバイクは、走行時間が必要です。
全てのアップグレードに、ドロップポイントが必要です。
アップグレードのステージが上がる毎に、条件が厳しくなります。
ステージ1からステージ2になるより、ステージ4からステージ5になる方が困難です。
ZWIFTレースについてはこちらの記事を参考に
アップグレード条件と特典
アップグレード条件
ハイエンドモデルのフレームほど、アップグレード効果が高くなりますが労力と時間が倍かかります。
アップグレード条件は、走行距離、走行時間、獲得標高に分かれています。
ノーマルフレームは、走行距離によってアップグレードします。
軽量フレームは、獲得標高によってアップグレードします。
タイムトライアルバイクは、走行時間によってアップグレードします。
ノーマルバイクのアップグレード
ノーマルバイクのアップグレードに必要な走行距離は、下の表の通りです。
ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 | ステージ5 | ||
ローエンドモデル | 合計 | |||||
必要な走行距離 | 100km | 130km | 160km | 190km | 220km | 800km |
必要なドロップ | 25,000ドロップ | 50,000ドロップ | 75,000ドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 450,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | ドロップ5%アップ | XP5%アップ | |
ミドルグレード | ||||||
必要な走行距離 | 160km | 200km | 240km | 280km | 320km | 1,200km |
必要なドロップ | 50,000ドロップ | 100,000ドロップ | 150,000ドロップ | 200,000ドロップ | 250,000ドロップ | 750,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | エアロ効果アップ | ドロップ5%アップ | |
ハイエンドモデル | ||||||
必要な走行距離 | 200km | 260km | 320km | 380km | 440km | 1,600km |
必要なドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 350,000ドロップ | 500,000ドロップ | 750,000ドロップ | 1,900,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | エアロ効果アップ | 軽量化 |
タイムトライアルバイクのアップグレード
タイムトライアルバイクは、走行時間がステージアップ条件になります。
必要な走行時間は下の表の通りです。
ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 | ステージ5 | ||
ローエンドモデル | 合計 | |||||
必要な走行時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | 6時間 | 20時間 |
必要なドロップ | 25,000ドロップ | 50,000ドロップ | 75,000ドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 450,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | ドロップ5%アップ | XP5%アップ | |
ミドルグレード | ||||||
必要な走行時間 | 4時間 | 5時間 | 6時間 | 7時間 | 8時間 | 30時間 |
必要なドロップ | 50,000ドロップ | 100,000ドロップ | 150,000ドロップ | 200,000ドロップ | 250,000ドロップ | 750,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | 軽量化 | ドロップ5%アップ | |
ハイエンドモデル | ||||||
必要な走行時間 | 6時間 | 7時間 | 8時間 | 9時間 | 10時間 | 40時間 |
必要なドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 350,000ドロップ | 500,000ドロップ | 750,000ドロップ | 1,900,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | 軽量化 | エアロ効果アップ |
ヒルクライムバイクのアップグレード
ヒルクライムバイクは、獲得標高がステージアップの条件になります。
必要な獲得標高は下の表の通りです。
ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 | ステージ5 | ||
ローエンドモデル | 合計 | |||||
必要な獲得標高 | 1000m | 1250m | 1500m | 1750m | 2000m | 7500m |
必要なドロップ | 25,000ドロップ | 50,000ドロップ | 75,000ドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 450,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | ドロップ5%アップ | XP5%アップ | |
ミドルグレード | ||||||
必要な獲得標高 | 1550m | 1900m | 2250m | 2600m | 2950m | 11250m |
必要なドロップ | 50,000ドロップ | 100,000ドロップ | 150,000ドロップ | 200,000ドロップ | 250,000ドロップ | 750,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | エアロ効果アップ | ドロップ5%アップ | |
ハイエンドモデル | ||||||
必要な獲得標高 | 2000m | 2500m | 3000m | 3500m | 4000m | 15000m |
必要なドロップ | 100,000ドロップ | 200,000ドロップ | 350,000ドロップ | 500,000ドロップ | 750,000ドロップ | 1,900,000ドロップ |
特典 | エアロ効果アップ | 軽量化 | 効率化 | エアロ効果アップ | 軽量化 |
アップグレード特典
アップグレード特典は5つあります。
- エアロ効果アップ
- 軽量化
- ドライブトレイン効率化
- ドロップポイント5%アップ
- XP5%アップ
アップグレード特典は、フレームによって異なります。
ヒルクライムに特化したフレームは、軽量化重視です。
タイムトライアルバイクは、エアロ効果アップが重点的に行われます。
ヒルクライムについてはこちらの記事を参考に
Mt.富士ヒルクライムのブロンズを獲得するためにZWIFTクライムポータル「Mt FUJI」を90分で走る方法
アップグレードさせるべきフレーム
アップグレードさせるべきフレーム
アップグレードには時間と労力が必要なので、自分に必要な機能を見極める必要があります。
持っている全てのフレームをアップグレードするのは、現実的ではありません。
ハイエンドモデルのフレームをアップグレードさせるには、より多くの時間と労力が必要です。
ローエンドモデルのフレームをアップグレードさせるのは、比較的簡単です。
ハイエンドモデルのフレームは、ステージが上がる毎に性能が向上します。
ローエンドモデルのフレームは、最初のステージで性能が上がり、後半のステージでXPボーナスがアンロックされます。
レースで勝利を目指す人は、S-Works Aethosなどのハイエンドモデルのアップグレードを狙うと良いでしょう。
レースに出ない人は、ローエンドモデルのフレームをアップグレードさせてより多くのXPを稼ぐ方法があります。
XPについてはこちらの記事を参考に
【ZWIFT】XPを効率よくゲットしてレベルアップする8つの方法と、ただ一つの最速獲得法
アップグレードすべきフレーム
ヒルクライム能力を求めるなら、スペシャライズドS-Works Aethosがお勧めです。

S-Works Aethosをステージ5までアップグレードすると、1時間の上りで114秒短縮できます。
これは、他のどのフレームよりも優れたヒルクライム能力です。
平坦での速さを求めるなら、スペシャライズドS-Works Vengeがお勧めです。
S-Works Vengeをステージ5までアップグレードすると、平坦の1時間コースで91秒短縮できます。
平坦で速いフレームは、他にも複数あります。
S-Works Vengeが飛び抜けている訳ではありません。
アップグレードの方法
アップグレードの方法
「マイガレージ」からアップグレードさせたいフレームを選択すると、ステージの条件が分かります。
スペシャライズド「Aethos S-Works」はハイエンドモデルなので、ステージアップの条件が厳しくなっています。

アップグレードの途中でフレームを乗り換えても大丈夫です。
それぞれのステージは保存されているので、複数のフレームを同時にアップグレードさせることも可能です。
入手最困難フレーム「Halo Bike」とは
アップグレードの最高峰「Halo Bike」
最もアップグレードが困難なのがHalo Bikeです。

Halo Bikeは全部で4種類あります。
- ピナレロ Pinarello Espada
- スペシャライズド Specialized Project ’74
- キャノンデール Cannondale R4000 Roller Blade
- ZWIFT Concept Z1
トロンバイクについてはこちらの記事を参考に
ZWIFT最強のオールラウンドバイク「トロンバイク」の特徴と最速でゲットする4つの方法
Halo Bike入手方法
Halo Bikeを入手するには、いくつかの段階を踏む必要があります。
Halo Bikeは初期の段階でアンロックされています。
欲しいメーカーのHalo Bikeを入手するには、そのメーカーの3種類のフレームをステージ5にする必要があります。
ピナレロのPinarello Espadaが欲しい場合は、ピナレロのフレーム3種類をステージ5にします。
3種類のフレームをステージ5にすると、初めてHalo Bikeを入手できます。
Halo Bikeを入手するには、1000万ドロップが必要です。
Halo Bikeを入手したら、更に乗り込んでHalo Bikeをステージ5にする必要があります。
Halo Bikeのアップグレードは、他のどのフレームよりも困難です。
他のフレームの約5倍の労力が必要となります。
Halo Bikeは、入手が最も困難な高いフレームであり、アップグレードは更に難しいです。
Haloバイクについてはこちらの記事を参考に
最短260時間必要なZWIFT最入手困難バイク 「Haloバイク」全4種徹底解説
