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FITNESSでZWIFTのFTP・MAP・VO2MAX・Peak Powerを見る方法

2022年12月17日 / 最終更新日時 : 2022年12月17日 kazmax0831 ＺＷＩＦＴワークアウト

FITNESSでZWIFTのFTP・MAP・VO2MAX・Peak Powerを見る方法

Contents

ZWIFTのパワーが表示できるFITNESS

２０２２年１２月、ZWIFTに新たな機能が加わりました。

自分のパワー情報を見れる「FITNESS」が加わりました。

FITNESSは下のリンクから

My ZWIFT.com

FITNESSに表示されるのは「推奨カテゴリー」「Z FTP」「Z MAP」「VO2MAX」「Peak　Power」です。

推奨カテゴリー

ZWIFTのレースの多くは、カテゴリーが分かれています。

カテゴリー分けの基準はFTPです。

FTPを体重で割ったFTPパワーウェイトレシオの数値を基準に、参加するカテゴリーを決めます。

カテゴリー	FTPパワーウェイトレシオ
A	４．０～５．０W/kg
B	３．２～３．９W/kg
C	２．５～３．１W/kg
D	１．０～２．４W/kg

以前のレースカテゴリー

以前は、自分の好きなカテゴリーに自由にエントリーできました。

しかし、レースに勝つために本来の力より低いカテゴリーに参加するケースが多くありました。

ZWIFTはカテゴリー詐欺を撲滅するために、カテゴリー強制を導入しました。

過去のパワーやレース結果などを独自のアルゴリズムで解析し、最適カテゴリーが決められます。

参加者は、決められたカテゴリーのみ参加できるようになりました。

今後は、Z FTPとZ MAPを基準にカテゴリーが決められます。

カテゴリー	Z MAP	Z FTP
A	5.4W/kg～	4.2W/kg～
B	4.2W/kg～5.３W/kg	3.3W/kg ～4.１W/kg～
C	3.４W/kg～4.１W/kg	2.6W/kg ～3.２W/kg
D	～3.3W/kg	～2.５W/kg
E	ー	ー

不透明だったカテゴリーの基準が示されることになります。

Eカテゴリーは誰でも参加できます。

カテゴリー強制についてはこちらの記事を参考に

カテゴリー詐欺撲滅！？ZWIFT新機能「カテゴリー強制」とは！？

Z FTP

FTPとはFunctional Threshold Powerの頭文字をとったものです。

1時間維持できるパワーの平均値です。

FTPを測定する最もシンプルな方法は、１時間全力で走り、平均パワーを測定することです。

しかし、１時間全力で走る事はプロでも難しく、ハードです。

多くの場合、FTPは推定値が使われます。

ZWIFTは、４種類のFTPテストが用意されています。

FTPテストについてはこちらの記事を参考に

ZWIFT FTPテスト全4種類徹底解説

Z FTPとは、ZWIFTが独自のアルゴリズムでFTPを推定した値です。

Z FTPと実走のFTPは異なる可能性が高いです。

多くの場合、Z FTPはFTPより低くなるかも知れません。

スマートトレーナーのFTPは実走より５％程度低くなります。

FTPはトレーニングの基準に使う数値です。

ZWIFTでトレーニングする時は、実走ではなくZWIFTのFTPを使う方が適しています。

ローラー台が実走よりキツイ理由はこちらの記事を参考に

ZWIFT・ローラー台が実走より５.５％きつい５つの要因

Z MAP

MAPとは、Maximal Aerobic Powerの略です。

有酸素状態で発揮できる最大パワーです。

VO2MAXの強度になります。

５分から７分維持できるパワーがMAPの近い値となります。

MAPを正確に測定する一般的なテスト方法はありません。

専門機関で様々な時間のパワーを測定し、決定する必要があります。

アマチュアが知れるのは、推定値です。

Z MAPはZ FTPと同じく、ZWIFT独自のアルゴリズムでMAPを推定したものです。

Z MAPが高い人は、最大酸素摂取量が高いと言えます。

VO2MAX

VO2MAXは最大酸素摂取量です。

1分間に体重１ｋｇが消費する酸素の量を示します。

VO2MAXを正確に知るには、専門機関で計測する必要があります。

パワーデータから推定する方法もあります。

最初に５分間の最大出力ワットを測定します。
そして、５分間のワット数と体重を下の式に当てはめます。
｛0.0108×5分間パワー＋0.007×体重（ｋｇ）｝÷体重（ｋｇ）×1000
例えば、体重６０ｋｇで5分間のパワーが３００Ｗの人は
｛0.0108×300＋0.007×60｝÷60×1000＝47.4ml/kg/分
となります。

VO2MAXは、FTPと共に有酸素能力を示す指標になります。

VO2MAXの目安は下の表の通りです。