骨伝導イヤホン「Shokz」を実際に使って分かったZWIFTに最適な4つの理由と3つのデメリット
Contents
目次
骨伝導式イヤホンShokz(ショックス)
骨伝導イヤホンとは
価格:11,880円 |
トレーニング中でも、外の音を聞くことができるのが骨伝導式イヤホンです。
骨伝導式イヤホンは、従来の耳に装着するイヤホンとは根本的に異なります。
骨伝導式イヤホンは、音楽やポッドキャストを聞きながらトレーニングしたい人には最適のアイテムです。
骨伝導式イヤホンの最高峰「Shokz(ショックス)」
骨伝導式イヤホンの中でも最も優れたメーカーが「Shokz(ショックス)」です。
30g前後の超軽量仕様に加え、頭を振っても外れない構造となっておりZWIFTを始めとする様々なスポーツに最適な骨伝導イヤホンです。
防塵防水規格IP55の高い防水性を誇るので、ZWIFTトレーニングでの激しい汗にも安心です。
製品により、6時間から10時間連続再生可能なバッテリーを搭載し待機時間は240時間を確保しています。
Shokzは、骨伝導イヤホンを開発・販売するアメリカの企業です。
2011年にニューヨークで創業した新興企業です。
Shokz製品は購入後2年の長期間保障があります。
通常1年保証なのを考えると、メーカーの品質に対する自信が伺えます。
価格をリーズナブルに抑えつつ、上位機種に引けを取らない品質が特徴です。
パワーメーターについてはこちらの記事を参考に
「Shokz(ショックス)」の骨伝導式イヤホンは全4種類
Shokzの骨伝導イヤホンは「Open Run PRO」「Open Run」「Open Move」「Open Comm」の4種類があります。
Open Run PRO | Open Run | Open Move | Open Comm | |
価格 | 23,880円 | 17,880円 | 11,880円 | 22,880円 |
重量 | 29g | 26g | 29g | 33g |
最大駆動時間 | 10時間 | 8時間 | 6時間 | 8時間 |
充電方式 | 専用マグネット | 専用マグネット | USB-C | 専用マグネット |
発売日 | 2022/3/1 | 2022/3/1 | 2020/9/18 | 2020/12/14 |
トレーニングで使用する上で、気になる違いは最大稼働時間と充電方式です。
フル充電していれば、どの種類でもトレーニング中に使用するには十分な稼働時間があります。
注意が必要なのは充電方式です。
Open Move以外の製品は専用マグネットから充電します。
充電は簡単ですが、外出時などはケーブルを持ち歩く必要があります。
Open MoveはUSB-Cが使えるので、汎用性が高いです。
音質は、Open Run PROが優れるものの、大きな違いはありません。
装着感も大きな違いはありません。
Open Moveはエントリーモデルですが使い勝手がよく、リーズナブルな製品です。
骨伝導式イヤホン「Shokz(ショックス)」がZWIFに最適な4つの理由
ZWIFにはイヤホンが欠かせない
ZWIFTを始めとするインドアトレーニングは、YouTubeやNetflixを観ながらトレーニングができます。
トレーニング中の動画視聴は、インドアトレーニングのモチベーションを上げてくれます。
動画視聴に欠かせないのがイヤホンです。
イヤホンを使えば、トレーニング中でも周りの家族に気を遣わずに動画や音楽が楽しめます。
従来の耳に装着するイヤホンは汗を大量にかくZWIFには不向きでした。
骨伝導式イヤホンは、この悩みを一気に解決してくれます。
骨伝導ワイヤレスイヤホンは、ZWIFTしながらの動画視聴にまつわる様々なストレスを軽減してくれます。
難聴になる心配はなし
骨伝導イヤホンは、通常のイヤホンより耳への負担が少ないです。
鼓膜を振動させる必要がないのと、音量を上げる必要がないためです。
外耳や中耳に障害があり、通常のイヤホンでは音が聴きにくい人でも音楽を楽しむことができます。
通常のイヤホンとの違いは、鼓膜を経由させるかどうかだけです。
最適な理由① イヤホンが落ちない
レースやワークアウト中に、イヤホンが下に落ちることほど大きなストレスはありません。
左右独立式のワイヤレスイヤホンは、汗を拭いたりすると落下することがあります。
Shokz(ショックス)はタオルで汗を拭いても落下する心配が全くありません。
イヤホンを気にすることなく、全力でもがけるのは大きな魅力です。
脱水についてはこちらの記事を参考に
最適な理由② 耳の中を清潔に保ち、外耳炎を予防
耳の中が清潔に保てるのは、骨伝導ワイヤレスイヤホンの最も大きなメリットです。
耳の穴に入れるタイプのイヤホンを付けて運動すると、耳の穴の湿度が急上昇します。
入り込んだ汗が抜けないので、カビや雑菌の繁殖により外耳道の炎症を招きます。
イヤーピースは入り組んだ構造になっているので、雑菌が増殖しやすいです。
イヤーピースにより耳の穴の皮膚が傷つき、炎症を起こす場合もあります。
骨伝導ワイヤレスイヤホンなら、そんな心配は無用です。
耳を塞がない構造なので、通気性を保つことができます。
最適な理由③ 音量を過度に上げなくていい
骨伝導イヤホンは、骨を振動させることで音が聴こえるシステムです。
空気を通して鼓膜が振動するのではなく、内耳を直接振動させるので耐騒音性に優れています。
通常のイヤホン:音⇒耳の穴⇒鼓膜⇒蝸牛⇒脳の順番で音を伝えます。
骨伝導イヤホン:音⇒耳周辺の骨⇒蝸牛⇒脳の順に音を伝えます。
外部の騒音や雑音に影響されにくいので、スマートトレーナーから出る雑音に左右されにくくなります。
耳に入れるタイプのイヤホンは、ZWIFTトレーニング中に音量を上げがちです。
骨伝導イヤホンは過度に音量を上げることなく、快適にZWIFTしながら動画を視聴できます。
スマートトレーナーについてはこちらの記事を参考に
WAHOO KICKR ワフーキッカーのベルトが切れた!修理方法は!?
最適な理由④ イヤホンを気にせず汗が拭ける
ZWIFTなどのインドアトレーニングは、大量の汗をかきます。
汗を拭くためのタオルは、必須アイテムです。
顔や頭の汗を拭くときに気になるのがイヤホンです。
独立タイプのイヤホンをしていると汗を拭いたときにすぐに落下してしまいます。
レースやワークアウト中にイヤホンが落ちると最悪です。
レースを諦めるか、イヤホンを諦めるかを決断しなくてはいけません。
首掛け式の骨伝導イヤホンであるShokzなら、その心配は不要です。
ほど良くフィットしているので、汗をガシガシ拭いても落ちることはありません。
AfterShokz OpenMove(スレートグレー) 骨伝導ワイヤレスヘッドホン AFT-EP-000022 価格:7,759円 |
ZWIFの快適環境についてはこちらの記事を参考に
ZWIFTに最適な快適室温は何度!?暑すぎる・寒すぎるとどうなるの!?
Shokz(ショックス) OPEN MOVE を使ってみる
外箱
購入したのは、エレベーションブルーです。
2年保証のシールも貼られています。
同梱物
ソフトケース、耳栓、保証書、充電ケーブルが同梱されています。
外観
重量はわずか29gです。
防塵防水規格IP55の高い防水性があります。
首掛けワイヤー
首掛け部分は、チタニウム合金のワイヤー入りです。
ワイヤー形状を変えることはできませんが、しなやかに曲がるのでソフトにフィットします。
締め付ける感じは全くないのにも関わらず、激しい動きで外れることはありません。
音量調整
右側に音量ボタンがあります。
右側のボタンは+とーの2つだけです。
2mm程度飛び出ているので慣れれば迷わず音量調整できます。
+ボタンは電源のオンオフも兼ねています。
2秒長押しで電源オン、3秒長押しでオフになります。
+とーを同時に2秒長押しで、ミュート/ミュート解除になります。
動画再生/停止
動画の再生/停止は左側のボタンをタッチします。
こめかみを抑えるだけでボタンが押せます。
電話への応答やSiriの呼び出しもできます。
充電
音量ボタンの脇のカバーを開けると、充電用のUSBーC端子があります。
スマホの充電器と兼用できるので便利です。
製品にはケーブルが付属していますが、電源アダプタは別売りです。
2時間の充電で、最大6時間の連続使用が可能です。
パッド
振動を伝える骨伝導パッドは耳の前にきます。
音量を上げると、パッドが振動しているのが分かります。
シンプルな形状なのでいつでも清潔に保てます。
AfterShokz OpenMove(スレートグレー) 骨伝導ワイヤレスヘッドホン AFT-EP-000022 価格:7,759円 |
骨伝導イヤホンの3つのデメリット
デメリット① ZWIFTの世界に入り込みにくい
骨伝導イヤホンの特徴は、周囲の音が聴こえることです。
人によっては、周囲の雑音によりZWIFTの世界に入り込めないのが不満に感じるかも知れません。
デメリット② 音量を上げすぎると振動でムズムズする
過度に音量を上げすぎると骨伝導パッドが過剰に振動し、不快感を感じる場合があります。
人によっては、この振動が気になるかも知れません。
音量を過度に上げなくても十分に楽しめるので程ほどに調整しましょう。
デメリット③ 音質は少し劣る
鼓膜を通さないので、通常のイヤホンに比べて音質は多少劣ります。
本格的に音楽を楽しむには不向きです。
ZWIFTトレーニングしながら動画視聴するには、十分な音質です。
OPEN MOVEはイコライザーがあります。
+とーの音量ボタンを同時に長押しすると切り替えられます。
「スタンダード」「ボーカルブースト」「イヤープラグ」の3モードがあります。
音楽を聴きながら外でロードバイクトレーニングするのは止めましょう
イヤホンを付けながら外を走ることは法律違反
骨伝導イヤホンは周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができます。
外でトレーニングしながら音楽を楽しみたい人は、多いと思います。
ランニングなど速度の低い運動なら、骨伝導イヤホンで周囲の音に気を付けながらトレーニングすることができます。
しかし、ロードバイクトレーニングは速度が速いので大きな事故につながる可能性があります。
周囲の音が聴こえない状態で自転車を運転することは、法律で禁止されています。
骨伝導イヤホンが「周囲の音が聴こえない状態」に該当するかは各都道府県の公安委員会の解釈により分かれる可能性があります。
万が一人身事故を起こした場合は、イヤホンを付けていたことが不利に働く可能性があります。
大きな過失を問われる可能性があります。
イヤホンを付けながらのトレーニングは、インドアだけにしましょう。