ZWIFT 4種類のポジション【ダンシング・シッティング・スーパータック・TTポジション】 解説とレース活用法
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目次
ロードバイクのポジション
屋外のポジション
ロードバイクを屋外で乗る時に、ポジションは非常に重要です。
ロードバイクは空気抵抗との闘いです。
ポジションは、空気抵抗に大きく影響します。
より少ない空気抵抗を求めて、プロ選手も試行錯誤しています。
ロードバイクを屋外で乗る時に、ポジションはスピードを決定づける大きな要因となります。
レースについてはこちらの記事を参考に
屋内のポジション
ZWIFTのような屋内トレーニングは、空気抵抗を考える必要は全くありません。
パワーを最大に出せるポジションが大切になります。
傾斜もないため、ダンシングやシッティングの選択も思いのままです。
逆に、実走を想定したエアロポジションでトレーニングすることも可能です。
タイムトライアルについてはこちらの記事を参考に
ZWIFTレース必勝攻略ガイド【ヒルクライム・スプリントレース・タイムトライアル・クリテリウム】
ZWIFTのダンシング
ZWITのアバターもダンシングする
ZWIFTは、実走と同じようにダンシングができます。
実走のダンシングは、好きな時に自由にできます。
ZWIFTでダンシングする条件は次のとおりです。
- FTPの2倍以上のパワーが出ている
- 3%以上の上りでケイデンスが30rpmから80rpm
- ケイデンスセンサーがペアリングされていない場合の3%以上の上り
2019年以前のダンシング
2019年のアップデートまで、ZWITでダンシングする条件は460W以上出た時でした。
体重やFTPに関係なく、誰でも460Wでした。
体重が重く、FTPが高い人にとって460Wはスプリントではありません。
体重が軽く、FTPが低い人にとって460W以下でもスプリントです。
体重やFTPに関係なく、ダンシングする仕様は不評だったため、現在の条件にアップデートされました。
ZWIFTレースについてはこちらの記事を参考に
ZWIFTに蔓延するチート 本当にあったチート事件 チート方法と対策を紹介
トロンバイクはダンシングしない
トロンバイクはダンシングしません。
トロンバイクとは、エベレストチャレンジ「CLIMB MT. EVEREST」に参加し、獲得標高50000mを達成すればゲットできます。
ダンシングによる空気抵抗
実走でダンシングすると、空気抵抗が大きくなります。
空気抵抗が大きくなるため、同じパワーで踏んだ時に比べて、スピードが落ちます。
ZWITでは、アバターがダンシングしても空気抵抗は変わりません。
ZWITでダンシングしても、スピードに影響はありません。
ダンシング≒FTP2倍以上
ライバルが平坦のゴールスプリントでダンシングしている時、FTPの2倍以上が出ています。
FTPの2.5倍以上では、頭が上下する激しい動きをします。
3%以上の上りでは、ケイデンスが関係します。
通常では、FTPの2倍のパワーを30秒以上キープすることは困難です。
長いレースを走った後のゴールスプリントなら尚更です。
ゴール前のダンシング=スプリント
ライバルがサドルから腰を上げたら、ゴールスプリントに入った合図です。
そのライバルは30秒程度しか、そのスピードを維持できない可能性が高いです。
自分がアタックしていることを隠すためには、FTPの2倍未満でこっそり踏み込むことが大切です。
スプリント体制に入ったアバターを見ると、ライバルは反射的にペダルに力を込めます。
逆に、サドルに座ったままのアバターにはあまり注意を払いません。
こっそりスプリントするなら、FTPの2倍未満で踏み始めるのも良いでしょう。
レースに勝つテクニックについてはこちらの記事を参考に
ZWIFTのシッティング
単独走でのシッティング
ZWIFTのシッティングは、ブラケットを握っているポジションと下ハンを握るポジションがあります。
単独走の場合、低速でアバターはブラケットを握るポジションです。
スピードが32km/以上になると、アバターは下ハンを握ります。
実走では、上体が起きると空気抵抗が増すために速度が落ちます。
ZWIFTは上体が起きてもスピードは変わりません。
ブラケットを握っても、下ハンを握っても空気抵抗は同じです。
集団内でのシッティング
実走と同じように、ZWIFTの集団内ではドラフティング効果があります。
ドラフティングが効いていると、空気抵抗が減るために同じパワーでも速く走ることができます。
ZWIFTのドラフティングについてはこちらの記事を参考に
集団内でドラフティングが効いている状態の時、アバターはブラケットを握ります。
スピードが32km/以上になっても握ります。
集団の先頭に出たり、前走者と距離が空いてドラフティングが効かないと、下ハンを握ります。
スピード | 単独 | 集団 |
~32km/h | ブラケットを握る | ブラケットを握る |
32km/h~ | 下ハンを握る | ブラケットを握る |
ZWIFTのスーパータック
スーパータックとは
スーパータックとは下りでトップチューブに座るポジションです。
特にダウンヒルで空気抵抗が大幅に削減できます。
2016年のツールドフランスでクリス・フルームが始めたと言われています。
スーパータックは大きな危険が伴うため、2021年から禁止されました。
ZWIFTのスーパータック
ZWIFTのスーパータックは条件を満たせば、誰でも安全にできます。
ZWIFTのスーパータックの条件は次の3つです。
- 時速58km/以上
- 下り傾斜3%以上
- パワー11W以下
3つの条件がそろった場合、アバターはスーパータックポジションをとります。
レースでのスーパータック
レース中にスーパータックすると20W程度の集団にペダリングなしで付いていくことができます。
しかし、集団のパワーが上がると、振るい落とされます。
スーパータックだからといって安心はできません。
スーパータックは慣性で下っているだけです。
ヒルクライムについてはこちらの記事を参考に
ZWIFTのTT(タイムトライアル)ポジション
TTポジションをとるとき
ZWIFTでTTポジションをとるには、TTバイクに乗る必要があります。
TTバイクに乗れば、アバターは自動的にTTポジションをとります。
TTバイクに乗っている時は、TTポジション以外はとれなくなります。
急な下りで、スーパータックの要件を満たしていてもTTポジションのままです。