【リアル弱虫ペダル】2021インターハイ自転車競技個人ロードレース【コース紹介&リザルト!】

弱虫ペダルの舞台にもなったインターハイ個人ロードレースが2021年も開催されるよ!

マンガとは違うの?

ルールや日数がマンガとは少し違うよ!

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Contents

インターハイ個人ロードレース

2021年インターハイ個人ロードレースは8月23日9時スタートだよ!

インターハイ個人ロードレースとは!?

「弱虫ペダル」の舞台にもなっているのがインターハイ自転車競技個人ロードレースです。

インターハイは正式名称が全国高等学校総合体育大会といい、毎年8月に開催されます。

2020年はコロナの影響で中止になったため2年ぶりの開催になります。

2020年はインターハイ個人ロードレースは中止になったよ!

高校生にとって全日本選手権や国体、全国ジュニア自転車競技大会と並び、最もステータスの高いレースの一つです。

弱虫ペダルは3日間のステージレースですが、実際のインターハイはワンデーレースです。

選抜された選手だけが出場可能

出場人数も決まっています。

全国の9ブロックから勝ち上がった選手だけが出場を許されます。

また、各学校3名以内しか出場できないため、エースやアシストをたてるチームプレーは難しくなっています。

各校最大3名までなのでチームプレーは限られた高校しかできないよ!

距離は100km前後が多いです。

インターハイ自転車競技は4日間で行われます。

最初の3日間はトラック競技で最終日に個人ロードレースが行われるのが通例です。

以前は男子のみでしたが2018年からは女子個人ロードレースも正式種目になっています。

ブロック北海道東北関東東海北信越近畿中国四国九州開催地(福井)
割当人数16331822111219
ブロック別参加制限(男子)

ブロック毎に出場できる人数が決まっているんだね!

今回は男子選手を中心に紹介するよ!

2021年インターハイ個人ロードレースは福井県大野市で開催!

福井県大野市で開催

2021年インターハイ自転車競技個人ロードレースは福井県大野市で開催されます。

2021年インターハイ個人ロードレースは福井県大野市で開催されるよ!

トラック競技は福井競輪場で開催されます。

福井県大野市

大野市特設ロードレース・コース

コース紹介

大野市特設ロードレース・コースで距離は男子が89km、女子が41.8kmです。

男子:3.2 ㎞+11.8 ㎞×7周+3.2 ㎞=89 ㎞

女子:3.2 ㎞+11.8 ㎞×3周+3.2 ㎞=41.8 ㎞

スタート/フィニッシュ地点は真名川憩いの島です。

大野市特設ロードレースのコースだよ!

周回コースなんだね

スタート→周回コース入口

スタート→周回カウント関門所

スタートから周回コース入口までは高低差は少ないよ!

真名川憩いの島をスタートした後に3.2km東へ進みます。

若干の上り坂です。

この区間は途中までパレード走行の可能性があります。

周回コース

周回コース

周回コースは上って下るんだね!

県道26号線からは周回コースです。

1周11.8kmの周回コースを男子は7周回、女子は3周回します。

5.5km地点まで登り、9km地点まで下ります。

1周あたりの獲得標高は約200m以上。

5kmで200m以上上るので平均勾配は4%以上です。

男子は総獲得標高が1500m程度になります。

獲得標高1500mのハードなコースだよ!

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注目選手:東北ブロック

東北ブロックの高校総体ロードの結果だよ!

順位選手名都道府県高校名
1菅原 陽斗宮城南光学園東北
2菅 原悠岩手盛岡農業
3菅野 蒼羅福島学法石川

東北ブロックの個人ロードレースは70kmで行われました。

1位の菅原 陽斗選手は2位を1分近く引き離しての優勝です。

菅原 陽斗選手は3kmインディヴィデュアルパーシュートも3分30秒580の大会新記録で優勝しています。

7月に行われた2021年 全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(ジュニア)3kmインディヴィデュアルパーシュートは3分29秒756で6位入賞しています。

男子U17の3kmインディヴィデュアルパーシュート日本記録保持者でもあります。

日本記録は3分32秒395です。

個人ロードで3位の菅野 蒼羅選手も3kmインディヴィデュアルパーシュートで3分33秒780の好記録で準優勝しています。

菅野 蒼羅選手は2021年 全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(ジュニア)3kmインディヴィデュアルパーシュートでも3分32秒001でした。

東北ブロックの注目選手は菅原 陽斗選手と菅野 蒼羅選手!

注目選手:北信越ブロック

北信越ブロックの高校総体ロードの結果だよ!

順位選手名都道府県高校名
1篠島 瑠樹福井科学技術
2池田 悠生新潟吉田
3中島 壮琉長野松商学園

北信越ブロックの個人ロードレースは52.5kmで行われました。

1位の篠島瑠樹選手は2位以下に30秒以上離して独走優勝しています。

篠島瑠樹選手の在学する福井県立科学技術高等学校は自転車の名門校です。

地元開催枠として3名が確保できるため有利なレース展開が予想されます。

篠島瑠樹選手はポイントレース優勝、3kmインディヴィデュアルパーシュート2位です。

篠島瑠樹選手は令和2年度全国高校選抜自転車競技大会で4位入賞しています。

2位の池田悠生選手は3kmインディヴィデュアルパーシュート優勝、ポイントレースで2位に入っています。

篠島瑠樹選手と池田悠生選手はポイントレースで集団をラップしての上位入賞です。

北信越ブロックの注目選手は篠島瑠樹選手と池田悠生選手だね!

注目選手:関東ブロック

関東ブロックの高校総体ロードの結果だよ!

順位選手名都道府県高校名
小泉響貴埼玉浦和北
泉颯太東京葛西工
浅野涼太栃木作新学院
関東ブロック個人ロードレース

関東ブロックの個人ロードレースは72kmで行われました。

上位41までが同タイムの集団スプリントでした。

大集団のスプリントだね!

スプリントを制したのは浦和北高校の小泉響貴選手です。

小泉響貴選手は4km速度競争でも優勝しており、インターハイロードでもスプリントに注目です。

3位の浅野涼太選手はトラック競技スクラッチ種目で優勝しています。

注目選手:東海ブロック

順位選手名都道府県高校名
1尾方 祐仁岐阜岐南工
2柚木 伸元三重朝明
3幸野 夢翔静岡伊豆総合
東海ブロック個人ロードレース

上位2名の選手が下位を大きく引き離してゴールしています。

注目選手:近畿ブロック

順位選手名都道府県高校名
1三宅 太生京都北桑田
2西村 聡太京都北桑田
3小久保 瑠惟京都北桑田
近畿ブロック個人ロードレース

近畿ブロックは距離84kmで行われました。

雨のレースとなりました。

上位4位までを京都の自転車名門高校である北桑田高校が独占しました。

上位を京都北桑田高校が独占したよ!

北桑田高校はインターハイ個人ロードレース出場権最大である3名を確保しました。

上位17名がほぼ同タイムの集団スプリントでした。

1位の三宅太生選手は4km速度競争でも優勝しています。

三宅太生選手はJCFジュニア強化指定選手です。

2位の西村聡太選手は3kmインディヴィデュアルパーシュートで3分40秒255のタイムで2位になっています。

令和2年度全国高校選抜自転車競技大会ポイントレースとロードレースで優勝した山下 虎ノ亮選手にも注目です。

山下 虎ノ亮選手は広島県で行われた西日本チャレンジジュニアでも優勝しています。

7月に行われた2021年 全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(ジュニア)3kmインディヴィデュアルパーシュートでは3分27秒716で準優勝しています。

山下 虎ノ亮選手はJCFジュニア強化指定選手です。

注目選手:中国ブロック

中国ブロックは中国地域高等学校対抗自転車道路競走大会が行われました。

順位選手名都道府県高校名
1田 村 一 暉広島崇徳
2二 森 息 吹広島崇徳
3天 野 裕 太広島広島城北
中国ブロック個人ロードレース

優勝した田 村一 暉選手はトラック競技男子ケイリンでも優勝しています。

3位の天 野 裕 太選手はトラック競技男子ケイリンでも3位に入っています。

3kmインディヴィデュアルパーシュートで優勝した釜田佳典選手(倉吉総産)にも注目です。

釜田佳典選手はJCFジュニア強化指定選手です。

注目選手:四国ブロック

四国ブロックのロードレースは広島県中央森林公園で開催予定でしたがコロナの影響で中止となっています。

四国ブロックの個人ロードレースは中止になったよ!

順位選手名タイム都道府県高校名
1大仲凜功3分23秒41愛媛松山学院
2梅澤幹太3分23秒96愛媛松山工
3鈴木澪3分33秒05愛媛松山学院
四国ブロック3kmインディヴィデュアルパーシュート

トラック競技は行われています。

四国ブロックは全国でも跳びぬけてハイレベルです。

四国ブロックはレベルが高い!

3kmインディヴィデュアルパーシュートは1位、2位が3分23秒台です。

3位の選手でも3分33秒なので他のブロックでは優勝レベルです。

1位の大仲凜功選手は九州チャレンジロードレースジュニアで優勝しています。

令和2年度全国高等学校選抜自転車競技大会3kmインディヴィデュアルパーシュートでも優勝しています。

2位の梅澤幹太選手はトラック競技ポイントレースで優勝しています。

梅澤幹太選手は2020年ジュニアオリンピックU17ポイントレースで完全にレースを支配し優勝しています。

7月に行われた2021年 全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(ジュニア)3kmインディヴィデュアルパーシュートでは3分24秒261の好記録で優勝しています。

大仲凜功選手と梅澤幹太選手はJCFジュニア強化指定選手です。

四国ブロックは大仲凜功選手、梅澤幹太選手の他にも鎌田晃輝選手など強い選手がたくさんいるよ!

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注目選手:九州ブロック

順位選手名都道府県高校名
1藤村 一磨宮崎都城工業
2三浦 駿大分日出総合
3杉野 翔一鹿児島南大隅
九州ブロック個人ロードレース

九州ブロックは69kmで行われました。

1位から3位までは集団とタイム差をつけてのゴールでした。

4位以降は集団スプリントになったよ!

1位の藤村 一磨選手は1年生ながらポイントレースでも2位に入っています。

西日本チャレンジU17でも独走優勝しており、逃げの展開が得意です。

7月に行われた2021年 JOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会3kmインディヴィデュアルパーシュートは3分35秒706で優勝しています。

3位の杉野 翔一選手は4km速度競争で優勝しています。

ポイントレース優勝、3kmインディヴィデュアルパーシュート2位の鹿児島県南大隅高校の福迫倖輔選手なども注目です。

南大隅高校は各校最大出場数である3名を確保しています。

3名を確保している高校は全国でも少ないよ!

インターハイ個人ロードレース 勝手に展開予想!

ロードレースはコースの特性や当日の天気、レース展開など不確定要素がたくさん!
誰が勝つかは本当に分からないよ!

県道26号線
道幅の狭い区間
テラルふれあいロード

現地で走っていないので実際の勾配や車幅の感じは分からないね・・・

ロードレースの展開は予測不能!

ロードレースは距離が長く、レース展開次第で何が起こるか予測不能です。

上位選手の力は拮抗しているため優勝予想は難しいです。

出場する全ての選手にチャンスがあるのがロードレースです。

誰が勝利するか誰にも分からないよ!

2021年のコースは平坦基調ではないので少人数の集団によるレース展開が予想されます。

大集団でのスプリントにはなりにくいでしょう。

スタートリストはまだ公開されていないので出場選手は未確定です。

レースはパレード終了から散発的なアタックで始まると予想します。

レースは7周回ですが、最初の3周回が終わるころには集団は20名未満になっていそうです。

完走率20%未満の厳しいレースになりそう!

道幅は広くなく、勾配もあるので各ブロックの上位選手が順当に集団に残りそうです。

愛媛県の松山学院や京都府の北桑田高校が集団をコントロールしつつ、アタックを連続させ集団のセレクションが行われそうです。

最後の数周回になると独走逃げ切りを狙う選手のアタックが開始されます。

有力なのは愛媛県勢と思われます。

愛媛県勢の実力が飛びぬけているね!

大仲凜功選手や梅澤幹太選手の逃げを許すと挽回は難しくなります。

完走率は20%未満になりそうです。

厳しいサバイバルレースになると予想します。

インターハイ個人ロードレースは無観客!インハイTVでライブ放送!!

インターハイ個人ロードレースは無観客が決定しているよ!

残念ながら2021年インターハイ個人ロードレースは無観客が決定しています。

インハイTVでの中継があります。

トラック競技は8月20日から22日の実施です。

ロード競技は8月23日です。

地元の選手に注目すると中継がより楽しめそうです!

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リザルト

当日は気温が高いものの、ドライコンディションだったよ!

ロードレース男子決勝当日の福井県大野市は25℃で曇りではあるものの、雨は降っていません。

スタートは予定の9時より約10分遅れます。

周回区間まではパレード走行。

最初の上りでリアルスタートとなりました。

リアルスタート後に散発的にアタックがかかるものの、集団が追う展開が続きます。

散発的にアタックがかかる展開だったよ!

集団のペースが上下する中で徐々に人数が絞られていきます。

集団の先頭はゼッケン番号一桁の有力選手が固めます。

ゼッケン番号一桁は全国高校選抜入賞者だよ!

スタート1時間後に3名の逃げが決まり、集団と1分差を付けますが、その後に吸収されます。

この頃には138名でスタートした選手も50名程度に絞られています。

レース残り20km程度でエクセラン高校の小山大登選手が飛び出し、単独逃げに成功します。

集団は小山選手が視界に入る距離で追走します。

小山選手が集団に吸収される直前のタイミングで鳥取県倉吉東高校の林原聖真選手と宮崎県都城工業高校の藤村一磨選手がアタックし2名の逃げに成功します。

集団からは何名かがブリッジを試みるも成功せず、2名はタイム差を1分以上に広げます。

ラスト800mまでは2名で逃げますが、残り500mで林原選手がスプリントを開始。

藤村選手は対応できずに林原選手が2021年インターハイ男子個人ロードレースを制しました。

インハイTVのダイジェスト動画はこちらから

https://inhightv.sportsbull.jp/archive?id=6963

優勝した鳥取県倉吉東高校の林原聖真選手は前日の行われたポイントレースでも3位表彰台を獲得しています。

鳥取県は2019年インターハイ男子個人ロードレースの美甘星次郎選手(倉吉総産高校)優勝に続き2連覇を達成しました。

2位の宮崎県都城工業高校の藤村一磨選手は1年生ながら九州総体を単独独走優勝した実力者です。

インターハイ男子個人ロードレースの入賞者は藤村選手を除き全員が3年生でした。

2022年インターハイでの活躍が期待されます。

3位以降は9名のメイン集団でのスプリントとなりました。

スプリントを制した新潟県吉田高校の池田悠生選手が3位表彰台を獲得しました。

トップ選手のタイムは2時間31分01秒。

平均時速は35km/h。

出走138名に対して完走者は64名。

完走率は46%でした。

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