注目すべき次世代若手選手~津田悠義 ~

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2022年の移籍ビックニュースが入ってきたよ!

なになに?

津田悠義選手がUCIワールドチーム「EFエデュケーション・イージーポスト」の育成チーム「EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム」と契約したんだ!

今注目の若手選手NO1だね!

今回は津田悠義選手を紹介するよ!!

プロ選手のZWIFTワークアウトについてはこちらの記事を参考に
競輪選手のZWIFTワークアウトについてはこちらの記事を参考に

Contents

津田悠義選手とは

津田選手は2002年12月21日生まれの19歳。

愛知県出身です。

UCIワールドチーム「AG2Rラモンディアル」の育成チーム「シャンベリー・シクリズム・フォルマシィオン」との契約により2021年最も世界に近い若手選手に躍り出ました。

2022年から「EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム」と契約しました。

サイクルロードレースの最高峰であるUCIワールドツアーへ更に近づきました。

津田選手はレースリザルトも素晴らしいです。

しかし、最もスター性、将来性を感じるのは勝ち方、レース展開です。

津田悠義選手の勝ちパターン

津田選手はリザルトも素晴らしいけど、最も注目して欲しいのは勝ち方!
リザルトを見ただけでは分からない「走り方」を観るとロードレースがもっと面白くなるよ!

同世代の間では有名選手なので当然マークがきつくなり、アタックに複数の選手が反応するので通常の選手では逃げに持ち込めません。

しかし、津田選手はレース中に何度もアタックを繰り返し、逃げを決めます。

そして複数で逃げた後も満足することなく更にアタックを繰り返し、最後は独走でゴールします。

観ている方がハラハラドキドキするレース展開だね!

全日本選手権や国際レースといったハイレベルの選手が多数出場する中でこの走りができるのは飛び抜けた脚と心がないとムリです。

こんな走りをされると津田選手に将来性を感じずにはいられません!

小学生・中学生時代

ロードバイクのきっかけ

津田選手が自転車を始めたきっかけは父親の影響です。

父親がトライアスロンをしており、父親に借りたロードバイクの速さに一気に自転車の虜になりました。

小学生が父親のロードバイクに乗れるの!?と思いますが小学生の時は1年に10cmも身長が伸び続け中学生の時にはかなりの高身長でした。

小学6年生の春に初めてロードバイクに乗り、8月には早くもシマノ鈴鹿ⅡBで初優勝します。

しかも2人で逃げ、最後は独走に持ち込むという現在の津田選手を彷彿させる勝ち方でした。

初レースからアタック→逃げ→独走だったんだね!

この初レースをサポートしたのが父親が自転車のセッティングを依頼していたエボルバーバイクス代表の湯川氏でした。

湯川氏とはこの後も現在までバイクフィッティングの指導を受けるなど深い関係が続きます。

エボルバーバイクスとはフレーム作成とバイクフィッティングを手掛ける会社で、競輪の深谷選手にもフレームを供給しています。

津田選手は代表の湯川氏と深い信頼関係にあり、世界選手権前などはバイクのフィッティング指導を受けます。

中学生時代

中学校は名古屋市立守山中学校に進学します。

中学生の時は陸上部に所属し駅伝にも出場します。

陸上部では駅伝大会で1区やアンカーで出場しているよ!

並行してロードレースにも参加します。

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EQADS加入

EQADSへ入団

中学1年生の13歳でEQADSのトライアウトを受け、先輩たちを抜きまくり見事に合格します。

EQADSはその後2020年まで所属し、海外進出するきっかけとなります。

EQADSとは浅田顕監督が運営していた「エキップアサダ」が2009年に資金難が原因で解散した後に2010年に発足させた若手育成チームです。

浅田顕監督は別府史之選手や新城幸也選手を育てた名監督
EQADSから巣立った選手は数多いよ!

2010年にパイオニアとペダリングモニターを共同開発するなど日本のロードレース界に貢献します。

2013年にチームブリジストンアンカーU23チームを吸収します。

「ツールドフランス出場」を目標に積極的に日本人若手選手を海外へ送り出しています。

EQADSでの戦歴

中学校時代のレースで最も目を引くのは「チャレンジサイクルロードレース3連覇」です。

チャレンジサイクルロードレースとは伊豆の修善寺にある日本サイクルスポーツセンターで1971年から毎年開催されている伝統ある大会です。

シーズン最初のレースということもありエリートクラスにはプロ選手が多数参加します。

上位入賞者には全日本選手権の出場権が与えられます。

ユースカテゴリーは中学2年生から早生まれの高校2年生までの16歳以下が出場します。

津田選手は2016年の中学2年生で初優勝すると、2018年の高校1年生まで3連覇します。

そして2019年チャレンジサイクルロードレースA-J2で優勝し実質4連覇を果たします。

中学3年生の時に全日本選手権ロードU17を独走優勝。

タイムトライアルと合わせてダブルタイトルを獲得します。

U17は中学3年生から早生まれの高校2年生までが出場するカテゴリーで、中学3年生は最年少になります。

中学から高校にかけての1歳差は雲泥の差があるよ!
中学3年生で高校2年生に独走で勝つ力があったんだね!

https://www.youtube.com/watch?v=fX3lGctO2Xs&t=77s

2017年ツールドおきなわ中学生優勝(2位に2分14秒差)。

2018年ツールドおきなわジュニア国際優勝(2位に1分26秒差)

中学、高校時代は国内に敵なしの状態です。

高校時代

2017年に愛知県立三好高校スポーツ科学科へ進学します。

スポーツ科学科は学区がなく、愛知県全域から通学することができます。

三好高校には自転車競技部はなく、津田選手はEQADSに所属しながら高体連にも籍を置きレース活動を行います。

2019年富士スピードウェイで開催された全日本選手権で激しいマークを受けながらも3名で飛び出し、そのまま逃げ。

残り6kmの登りでアタックし単独独走に持ち込みそのままゴール。

2位に2分差近くを空ける完璧な勝利でした。

2019年日本選手権はゴールで元乃木坂46生駒里奈の「生駒ちゃんポーズ」でゴールして話題になったよ!

https://www.youtube.com/watch?v=h_llgv3vfBU

世界への挑戦

そして世界へ

2019年3月にフランスのジュニアレース最高峰であるヴァル・ド・ガロンヌ・クラッシックにて優勝します。

この優勝は津田選手のキャリア最高峰の優勝と言えます。

スタートから20km地点で20名の逃げができ、津田選手も加わります。

その後も逃げ集団内でアタック合戦が続きますが残り8kmで独走に持ち込むとそのままゴール。

日本国内でのレースを再現するかのような展開での勝利です。

ヴァル・ド・ガロンヌ・クラッシックは日本では馴染みのないレースだけど、このレースで優勝してプロへステップアップした選手は多いんだよ!

ゴール後はお馴染みの「生駒ちゃんポーズ」をしていたけどフランス人には?だったね!

2019年9月にイギリス・ヨークシャー地方で行われた世界選手権ジュニアに出場します。

このレースではタイムトライアル61位。

ロードは途中棄権。

世界との差を痛感し、筋肉量を増やしてパワーを付ける必要があるとコメントしています。

ヴァル・ド・ガロンヌ・クラッシックの優勝から半年
世界との差を痛感するよ

https://www.youtube.com/watch?v=1CxJXjkq4yU

YouTubeのライブ放送でも何回も映ったよ!
コメントに日本語が多くて、なぜこんなに日本人が見ているんだ!?と話題になったよ!

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2021年 シャンベリー・シクリズム・フォルマシィオンへ移籍

2020年11月にUCIワールドチーム「AG2Rラモンディアル」の育成チームである「シャンベリー・シクリズム・フォルマシィオン」と2021年度の契約を交わしたことが発表されました。

このチームはフランスのシャンベリーを拠点にフランス自転車競技連盟監修のもとに運営されます。

特徴的なのは競技と並行してセカンドキャリアを見越した学習、教育が義務付けられている点です。

選手のセカンドキャリアにも目を向けているんだね!

スポーツ選手のセカンドキャリアについては問題になることが多いですが、引退後を見据えた教育を義務付ける方針は素晴らしいです。

ワールドツアーチームであるAG2Rラモンディアル(2021年からはAG2Rシトロエン)の正式な下部育成チームとして登録されているので2021年の成績次第ではワールドツアーチーム加入への道も開けてきます。

AG2Rラモンディアルが出場するレースへの参加権が得られるよ!

シャンベリー・シクリズム・フォルマシィオンから巣立った選手にはロマン・バルデ選手やナンス・ピーターズ選手などがいます。

2021年は津田選手が世界に飛び出す年となりました。

ジュニアとU23の違いを痛感

2021年は津田選手にとってU23カテゴリー1年目の年です。

「ジュニアとU23のレースは全く別物」と津田選手はインタビューで答えています。

どこが違ったの?

ヨーロッパでプロロードレーサーを目指す選手にとって、U23は結果を出すべき年代です。

全ての選手の最終目標はプロチームとの契約獲得です。

ジュニアに比べて選手層が厚くなります。

19歳から22歳のカテゴリーなので体つきもエリート選手と遜色ないくらい大きくなります。

レースの距離、強度、展開、戦術の全てが変ります。

ジュニアは最長140kmだったレース距離がU23では170kmに伸びます。

ジュニアは逃げを決めるアタック合戦が、40分程度で終わります。

U23は逃げが決まるまで、2時間でもアタック合戦が続きます。

ジュニアは個々の力の対決でしたが、U23ではチームプレーがなければ勝てなくなります。

U23はジュニアのレースとは全く別物だったよ

コロナ禍に翻弄される2021シーズン

ヨーロッパのロードレース界もコロナ禍の影響を大きく受けます。

前日にレースがキャンセルされるなど、モチベーションの維持が難しいシーズンとなりました。

ワクチン接種のスケジュールも困難でした。

レース前日に摂取するなど体調管理が難しいシーズンでした。

2022年 EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームへ移籍

EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームへの移籍が発表されたよ

2021年12月3日にUCIワールドチームであるEF Education-EasyPost は育成チームであるEFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームの結成を発表しました。

同時に津田選手を含む日本人5名の加入が発表されました。

EF Education-EasyPost

母体となるEF Education-EasyPostはどんなチームなの?


母体チームであるEF Education-EasyPost はアメリカ籍のチームです。

2021年は16勝しました。

エースであるリゴベルト・ウランがツールドフランス表彰台獲得を期待されましたが、残念ながら総合10位に留まりました。

メインスポンサーである「エデュケーションファースト」は語学学校の会社です。

NIPPOは国内最大規模の道路舗装会社です。

自転車競技場であるバンクの施工技術は世界トップレベルです。

NIPPOは30年以上の長期に渡り、日本人選手を支えてきた実績があります。

多国籍チーム EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム

スイスを拠点に活動するEFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームは多国籍チームです。

7か国・15選手で活動します。

U23カテゴリーの選手が半数を占めます。

日本人選手は津田悠義選手、岡篤志選手、石上優大選手、織田聖選手、門田祐輔選手の5名です。

選手の最大目標はワールドツアーへのステップアップです。

国際自転車競技連合(UCI)はワールドツアーチームの育成チームから、ワールドツアーレースへの参加を認めています。

EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームに所属する選手はワールドツアーレースへ挑戦する機会が与えられます。

世界最高峰のレースカテゴリーであるワールドツアーに参加するには長年に渡り実績を積み上げる必要があります。

EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームはロードレースがあまり盛んでない国の若手選手にスポットを当てることが目標です。

特定の国に拘らず、選手育成をします。

津田選手のSNSにも注目

津田選手のレース結果やトレーニングについてはTwitterやnoteで見れるよ!

津田選手はヨーロッパでのレース活動についてTwitterやnoteで発信しています。

こちらもチェックして津田選手を応援しましょう!

Twitter

https://twitter.com/tsudada2002?s=20&t=sS23O7mFgWMwyVGMvoFqcw

note

https://note.com/yugi1221/n/n3f621008021c

https://twitter.com/kazmax0831

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