ZWIFTハンドサイクル ユニークな特徴とレースでの注意点
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目次
ハンドサイクルとは
手で漕ぐハンドサイクル
ロードバイクが脚でペダルを回すのに対して、ハンドサイクルは手を使います。
下肢に障害のある人でも自転車を楽しむことができます。
ハンドサイクルを使えば、従来の車椅子では難しかった運動ができるようになります。
体重の増加やうつ症状を抑制することができます。
アクティブに動くことは心の健康にも重要です。
ハンドサイクルには様々な種類があります。
子供用やオフロードタイプもあります。
e‐バイクの様な電動アシスト付きも開発されています。
ハンドサイクルの特徴
ハンドサイクルは、前が一輪で後ろが二輪です。
前方にギアが付いています。
コンポは前後上下が逆さまに付いています。
ロードバイクのクランクは脚で漕ぐので交互についています。
ハンドサイクルは手でクランクを回すので、交互ではありません。
レース用ハンドサイクル
レース用のハンドサイクルはカーボン製です。
高いフレーム剛性と軽量を両立させています。
重心を低くくするために、背もたれを調整します。
地面により近い体勢となります。
重心を低くすることで、空気抵抗を小さくし、スムーズなコーナリングを実現します。
電動シフトを使う事で、操作性を向上させます。
レースはロードレースと個人タイムトライアルがあります。
ハンドサイクルのメリット・デメリット
ハンドサイクルの最大のメリットは空力に優れていることです。
ハンドサイクルと似た形状をしているリカンベントは、ロードバイクより速く走ることができます。
ハンドサイクルは空力に優れますが、デメリットもあります。
腕の力は脚の力より劣ります。
どんなに腕の力を鍛えても脚よりパワーが高いことはあり得ません。
ハンドサイクルで出せるパワーは通常のロードバイクより低くなります。
ハンドサイクルは通常のロードバイクより重くなります。
多くのハンドサイクルは10kg以上あります。
ZWIFTにハンドサイクル登場
2022年9月に登場
2022年9月のアップデートにより、ZWIFTにハンドサイクルが登場しました。
現在のところ、ハンドサイクルは1種類のみです。
ハンドサイクルですが、ZWIFTでは手で漕ぐ必要はありません。
他のZWIFバイクと同様に、脚で漕ぐことができます。
目線はかなり低くなります。
ZWIFTについてはこちらの記事を参考に
ZWIFTに蔓延するチート 本当にあったチート事件 チート方法と対策を紹介
ZWIFハンドサイクルは健常者も乗車可能?
ZWIFハンドサイクルは、誰でも乗ることが出来ます。
しかし、ZWIFTがハンドサイクル利用の対象としているのは、ハンドサイクリストです。
ハンドサイクルをスマートトレーナーにセットして利用することを想定しています。
ハンドサイクルは、通常のロードバイクよりパワーが劣ります。
ワークアウトやワトピアをサイクリングする際に、ハンドサイクルを選択することは問題ありません。
レースで健常者がハンドサイクルを選択すると、ハンドサイクリストが著しく不利になります。
現在の所、スマートトレーナーにセットしている自転車の種類を判別する方法はありません。
ハンドサイクリストのみを対象としたレースが開催された場合は、参加者のモラルに委ねられることになります。
ZWIFハンドサイクル設定方法
Version 1.29.0 にアップデートすると、ガレージにハンドサイクルが用意されています。
ZWIFTアイテムについてはこちらの記事を参考に
ZWIFハンドサイクルの特徴
ドラフティング
最大の特徴は、ドラフティングです。
ハンドサイクルの後ろに通常のロードバイクがつくと、ドラフティング効果は0%です。
通常のロードバイクの後ろにハンドサイクルがつくと、ドラフティング効果は50%です。
ハンドサイクルの後ろにハンドサイクルがつくと、ドラフティング効果は100%です。
レースでハンドサイクルと混走する場合、後ろにつくとドラフティング効果が得られないため不利になります。
ハンドサイクルを選択してレースに出た場合、通常のロードバイクの後ろにつくとドラフティング効果は半減します。
ドラフティング効果だけに注目した場合、ハンドサイクルを選択することはレースに不利になります。
ドラフティング効果についてはこちらの記事を参考に
ハンドサイクルの性能
ZWIFハンドサイクルはフレームとホイールが一体型です。
フレームとホイールを個別に選択することはできません。
平坦の場合、ZWIFハンドサイクルの性能は、通常のロードバイクの最速フレーム+ホイールの組み合わせと遜色ありません。
ZWIFハンドサイクルは、ヒルクライム能力が劣ります。
レースに出場する場合、上りの性能やドラフティング効果を考慮するとハンドサイクルは不利と言えます。
ドラフティング効果が得られない平坦のタイムトライアルなら、通常のロードバイクと同程度のタイムが出せます。
ワークアウトをする場合は、影響ありません。