Side By Side Radio(第77回 胃腸の鍛え方&アルコール摂取摂取について
Side by Side Radioとは
元プロロードレーサー西園良太のポッドキャストSide by Side Radioのデータベースです。サイクルサイエンスからプロとの選手対談、日々の雑談まで幅広い内容のポッドキャスト。最新のスポーツ生理学やスポーツ工学情報を聞くことができるのでサイクリスト必聴です!
1時間越えは当たり前、時には3時間に及ぶポッドキャストのタイムテーブル。
これを参考にしてSide by Side Radioをお楽しみください!
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第77回 Train Your Gut&Cheers with the Most Commonly Used(胃腸の鍛え方&アルコール摂取について)
栄養学についての3時間です。ゲストに管理栄養士であり大学助手でありシクロクロッサーのkosiyama yokoさんとその旦那さんを迎えての回です。Side by Side Radioからは西園氏とお馴染みチャンピオンシステムテストチームの高田くんです。
収録時間は3時間5分。前半が「胃腸の鍛え方と糖質の吸収について」後半が「アルコールが糖質を主とした栄養吸収に及ぼす影響」です。どちらも論文をyokoさんが分かりやすく解説してくれます。長時間ポッドキャストですが、酒好きサイクリスト必聴の回です!
0:00 プロローグ 色々な選手が引退しますね
1:40 あいさつ
3:00 高田くんの近況
5:00 ゲスト紹介 コッシー&kosiyama yoko
7:00 今回のポッドキャストについて「サルでも分かる栄養学」
8:30 西園氏誕生日おめでとう!
9:30 防災の日について
10:15 論文紹介「アスリートの胃腸を鍛える」
11:30 論文筆者紹介
12:30 この論文を選んだ理由
15:00 胃腸には適応能力がある。栄養吸収能力の向上方法。
16:25 機材不調のため調整
17:20 消化管とは?運動パフォーマンスとの関係。
18:20 そもそも消化管って何?
19:30 エネルギーの吸収について
20:30 炭水化物の分解と吸収
23:00 五大栄養素について
23:50 機材調整
28:00 白米(炭水化物)の分解
29:00 単糖類の働きと血糖値について
30:00 エネルギーを取り込む能力は向上するのか
31:00 糖質の胃から腸への流れ方
32:00 胃の膨満感について
32:30 胃の適応能力についてフードファイターを例に考える
34:00 フードファイターのトレーニング方法
35:00 yokoさんの小学校から中学校にかけての胃の適応についての体験
36:30 高田くんの胃の適応についての個人的な話
37:30 胃も筋肉だから鍛えられる!?
38:30 脱水を防ぐための水分摂取量と胃腸の関係
40:00 「水の摂取量」の実験
42:00 水分摂取量と腸の役割
43:00 「糖質摂取量」の実験
44:00 脂質、糖質、タンパク質の吸収適応能力の違い
46:00 1時間レースに役立つトレーニング法
47:30 腸のトレーニングについて。腸の働きについて。
48:00 消化酵素って何?
51:00 消化酵素≒触媒である
52:30 消化酵素の種類
53:20 小腸でのグルコースの吸収
54:30 グルコースの吸収にはナトリウムが必要である
56:20 糖類の最終形態は?
58:40 他の輸送体について
59:20 糖質輸送体について
1:00:00 糖質の酸化速度には限界がある
1:02:23 レース中のエネルギージェルの摂取量について
1:03:00 グルコースにフルクトース(果糖)を加えると酸化率が促進される
1:05:00 最近のエネルギージェルについて
1:06:20 酸化率が向上するとパワーが向上するか?
1:08:20 パフォーマンスと糖質摂取量の関係
1:10:00 エンデュランス系は糖質では足りないので脂質を燃やす
1:12:10 腸での水分吸収について
1:13:00 ナトリウムが必要な理由
1:14:00 運動中に必要な水分量
1:16:10 グリコーゲンができる過程で水分も体内に蓄えられる
1:18:20 腸でのグルコースの調整
1:20:00 小腸でのグルコースの調整
1:21:00 SGLT-1(グルコース輸送体)はホルモンの働きで増加する
1:22:15 ホルモン増加の引き金
1:23:20 ナトリウムがSGLT-1に影響する
1:24:20 低ナトリウム症について。食文化がナトリウム摂取量に影響する
1:26:10 地域によってナトリウム摂取量に違いがある
1:27:50 人類は体の事がまだ分かっていない
1:29:00 教科書に載っているのは確定したことだけ
1:29:40 食物繊維の摂取量とグルコース輸送の関係
1:30:40 動物実験におけるSGLT-1増加の経過時間
1:33:00 アスリートでの糖質吸収の実験
1:34:00 普通の食事VS高糖質食の実験
1:37:30 28日間の実験の結果
1:38:20 糖質の摂取を増やすとSGLT-1が活性化する
1:39:20 低糖質の食事による体への影響
1:41:00 糖質吸収のスピードを上げる要因
1:42:00 糖質吸収を遅くする要因
1:43:00 栄養補給のトレーニング
1:45:30 エネルギージェルを摂った時の膨満感について
1:46:10 胃腸症状が出るメカニズム
1:47:20 胃腸症状の出る理由
1:48:20 消化管トレーニングのメリット
1:49:50 長時間、高温下トレーニングは普段の準備が大切
1:50:20 ここまでのまとめ
1:58:20 胃腸のサイズは体重で変化しない?
1:59:20 糖質摂取量は体重で決めるべきでな理由
2:00:50 胃のサイズに個人差はないのか
2:01:30 運動中に採血して糖の摂取量を決められるか
2:03:50 短時間(45分)の運動なら糖質摂取は必要なし
2:04:40 胃の膨満感とは具体的にどんな感じ?
2:05:50 胃の膨満感は改善できる
2:06:20 減量と並行して行うには
2:06:50 エンデュランス系トレーニングは量か質か
2:08:00 グルコース輸送体を鍛えるために
2:10:00 今回は高田くんのための回だった!?
2:10:50 胃腸の調子は数値化しにくい
2:12:00 次の論文の話
2:12:40 アルコールがグリコーゲンに与える影響
2:13:15 長時間の運動の後にアルコールが筋グリコーゲンに与える影響
2:14:40 アルコールがエクササイズに与える影響
2:15:00 アルコールと回復
2:15:50 チームスポーツはアルコール好き!?
2:17:00 レース後はアルコールより炭水化物を優先させるべき
2:17:50 アルコールはエンプティーカロリー
2:18:10 アルコールは太る?太らない?
2:18:40 アルコールで太るメカニズム
2:19:30 アルコール摂取により脂肪分解が阻害される
2:20:00 アルコール摂取が体に与える影響を調べた実験
2:20:30 アルコールを摂取する時に食事内容は調整する?
2:22:30 プロロードレーサーのアルコール事情
2:23:30 100gのアルコールってどれくらい?アルコール量の計算式
2:25:40 アスリートのアルコール摂取量は100g!?
2:26:30 実験の具体的なやり方
2:27:00 筋生研とは
2:29:30 実験結果
2:31:20 白人はアルコール分解能力が高い
2:32:30 運動後にアルコールと糖質を摂る実験
2:35:50 脂質、糖質の吸収にアルコールは影響する
2:34:00 運動後にアルコールを摂るなら十分に炭水化物を摂るべき理由
2:40:00 アルコールの影響を受ける筋繊維は種類があるかも知れない
2:42:00 アルコール好きは肥満が多い
2:42:30 次の日もトレーニングするならアルコール摂取しても炭水化物は減らすべきではない理由
2:44:40 低炭水化物ダイエットについて
2:45:00 今回の論文のその後について
2:45:30 アルコールはドラッグである
2:47:00 アルコールと筋繊維についての論争は続いている
2:48:30 今シーズンのシクロクロス
2:49:30 関西シクロクロスのコロナ対策
2:51:00 西園氏の今季シクロクロスレースについて
2:52:00 西園氏の選手時代の栄養指導について
2:58:00 管理栄養士とプロスポーツの関わり
2:59:00 自転車選手は栄養学と料理の知識が必要
3:02:00 ロード選手は料理好き
3:03:00 ロード選手は食べた後のフィードバックが速い
3:05:00 最後の挨拶
3時間越えの長時間ポッドキャストですが中身が充実しているので聞いて損はないはずです。糖質分解の過程で水が発生するので水分摂取量はそれも合わせて考えるべき、など興味深い話もありました。ポッドキャストは1.2倍速や1.8倍速で聞けますので時間がない方は試してみてください!