與那嶺恵理は女子プロロードレース最高峰「女子ワールドチーム　Human Powered Health 」で２０２２年を戦う！

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與那嶺恵理選手が加入した「Human Powered Health 」とは！？

Human Powered Health はアメリカ籍のチームです。

女子チームの最高カテゴリーである女子ワールドチームです。
所属選手数は12名でチーム平均年齢は23歳です。

チームの前身は２０１２年発足のOptum Pro Cyclingです。

Optum Pro Cyclingは２０１４年にヘント〜ウェヴェルヘムで優勝します。
２０１６年にRally Cyclingへと名前を変えます。
Rally Cyclingは北米を中心に活動し、２０２０年のツアー・ダウンアンダーでステージ優勝します。
２０２２年に女子ワールドチームへ昇格すると同時にチーム名をHuman Powered Health に変更しました。

少なくとも２０２３年まで女子ワールドツアーで戦います。

Human Powered Healthは男子チームもありますが、女子チームが先にワールドチームに昇格した初のケースになりました。

Introducing the #HumanPoweredHealth 𝕛𝕖𝕣𝕤𝕖𝕪 for 2022 🔥 pic.twitter.com/NsPIDLbiJY
— Human Powered Health (@HumanPwrdHealth) December 22, 2021

女子プロロードレースについてはこちらの記事を参考に

【女性版ツール・ド・フランス】２０２２年は女子プロロードレースが大躍進！注目レース・チームをチェック！！【ジロ・ローザ復活】

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世界で戦う與那嶺恵理選手

與那嶺恵理選手は１９９１年生まれで２０２２年は３２歳になります。

大阪府堺市出身で神戸女学院高等学部卒業後に筑波大学に進学します。

筑波大学進学後に自転車競技を始めます。

自転車競技を始めてから１年足らずで日本選手権２位になります。
自転車競技への非凡な才能を発揮し全日本選手権ロードを５勝しています。
２０１６年から全日本選手権ロード４連覇を達成します。

リオオリンピック代表に選手されロード１７位でフィニッシュします。

與那嶺恵理選手　苦難の２０２１年

與那嶺恵理選手はキャリアの集大成として２０２０年に開催予定だった東京オリンピックに挑む予定でした。

しかし東京オリンピックは２０２１年に延期されてしまいます。
２０２１年はTIBCO-Silicon Valley Bankに所属します。
延期になった東京オリンピックへの出場に向けてベストコンディションで２０２１年シーズンを迎えました。
しかしシーズン途中からコンディションの波が現れます。
右脚に力が入らなくなる症状が出現します。
２０２１年６月に精密検査をすると脚へ血液を運ぶ動脈が繊維化する「外腸骨動脈繊維化症」が判明します。
この病気は脚へ充分な血を運べなくなるものです。

充分な量の血液が運べない事で脚が酸欠状態になります。
近年の自転車選手に多くみられる症状です。
手術をすれば治りますが、一か月後に迫った東京オリンピックに向けてタイミングが悪くリスクもあります。
與那嶺恵理選手はポジション変更での治癒を選択します。
東京オリンピックのレース中も症状が現れ、ベストとは程遠い状態でした。

リオオリンピックの１７位から順位を落とす２１位でフィニッシュしました。

その後、TIBCO-Silicon Valley Bankから契約打ち切りを告げられます。

所属チームを探した與那嶺恵理選手はHuman Powered Healthの最後の１２人目の選手として契約を勝ち取りました。