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ヒルクライムが速くなるテクニック3選 ペーシング・補給カロリーを最適化してダンシングを使いこなす方法

ヒルクライムは正しトレーニングとテクニックがあれば誰でも今より速くなれるよ!

Contents

ヒルクライムは今より速くなれる!

速くなれるトレーニングとテクニック

ヒルクライムは正しいトレーニングと優れたテクニックがあれば誰でも今より速くなれます。
より速く登るためのテクニックを3つ紹介します。

正しいトレーニングが一番大切

基本はトレーニング!


優れたヒルクライマーになる最短の方法はパワーウェイトレシオを上げることです。
パワーウェイトレシオとは体重1kgあたりのFTP比率です。
FTPと体重の比率はクライミング能力を大まかに示しています。
理論上ではヒルクライムレースは体重に対するパワー比率の高い選手が勝ちます。
パワーウェイトレシオは自分の体が体重に比例してどれだけ効率よくパワーを生み出しているかを示します。

理論的にはパワーウェイトレシオの高い選手が勝つはずだけど現実は違うよ!


パワーウェイトレシオはFTPを維持したまま体重を落とせば向上しますが、この方法は勧められません。
体重を減らすのではなくFTPを上げる方に注力するべきです。

減量よりもFTP向上を目指そう!


FTP向上を優先すると体重が減らない訳ではありません。
FTPがアップするとより多くの筋肉がつきます。
より多くの筋肉がつくことで基礎代謝が向上します。
体組成が改善されることで結果的に体重が適正化されます。

FTPを上げることでレースに最適な体になるんだね!


より良いクライマーになるには高いパワーウェイトレシオとパワーを持続する能力、持久力が必要です。
もしパワーウェイトレシオが同じ選手より登るのが遅い場合はパワー以外の要因が劣っている可能性が高いです。

同じパワーウェイトレシオの選手に負けるなら、パワー以外の要素が不足している可能性があるね!

ヒルクライムテクニック①ペーシングを最適化する

最適なペーシングでレースを走り切る!

ゴールラインを倒れ込むように駆け抜けるペースが理想!


登りのペースが速いほど蓄えたエネルギーを早く使い果たします。
正しいペーシングはエネルギー消費を最適化できます。
エネルギーを使い果たし、限界に達した瞬間にゴールするのが理想です。

ペーシングで重要なのはNPとIFです。

パワーの目標値を設定するにはNPとIFについて理解する必要があるよ!

標準化パワー:NPを理解する
NPとはNormalized Powerの略です。
日本語では標準化パワーと訳されます。
平均パワーとは異なります。
下り坂やインターバルのレストなどパワーが落ちている時間を軽視し、ハードにトレーニングしている時間を重視した指標がNPです。
もしパワーが落ちている間もペダルを踏み続けていたらこのパワーが出ていたと予測する値です。
NPは体感と近いパワーを示します。
ヒルクライムは一定のパワーで走る時間が長いので平均パワーとかなり近い値になります。

NPについてはこちらの記事を参考にして下さい。

ロードバイクトレーニング必須単語 NPの活用方法と注意点!レース解析の活用方法!スプリントトレーニングには使えない!?

強度係数:IFを理解する
IFは運動強度を示す値です。
FTPに対するNPの比率で表します。
IFはIntensity Factorの略で日本語で強度係数と訳されます。
1時間FTP強度で走った場合のIFは1.0になります。
IFの目安は下の表の通りです。

トレーニングレベルIFの値
レベル1・回復走~0.75
レベル2・耐久走0.75~0.85
レベル3・テンポ走0.85~0.95
レベル4・乳酸閾値0.95~1.05
レベル5以上1.05~1.15
ワークアウトやレースのIF


FTP300Wの選手がNP295Wで走った場合のIFは0.98です。
閾値の98%で走行したことになります。
IF0.98で45分間走る事は可能ですが3時間はムリです。
短いレースほどIFは高くなります。

レース時間とIFの目安は下の表の通りだよ!
かなりハイレベルな選手向けなので自分に適したIFを見つけ出そう!


レース時間IF
20分1.05
1時間1.0
1時間半から2時間0.9
レース時間とIFの目安


トレーニングを通して自分が何分ならどれくらいのIFで走れるかを把握することが大切です。

レースでの目標ワットを設定する

レースでの目標ワットを設定するよ!

レースでの目標NPを求めるにはIFにFTPをかけます。
(例)FTP300Wの選手が20分のレースをIF1.05で走りたい場合
300W×1.05=315W
この選手は315Wを目標に走ります。

レース時間とIFから目標ワットが分かるよ!


最速はネガティブスプリント

ヒルクライムレースは最初を抑え気味にした方が速く走れるよ!


レース前半を目標値以下で走り後半を目標値以上ではしるネガティブスプリントが最速です。
前半190Wで走り後半を242Wで走れば平均は216Wです。
スタート直後はムリをせず、後半にライバルを抜き去ります。
辛い後半に他の選手をどんどん追い抜けるのでモチベーションも上がります。

後半に抜かれるより抜く方が楽しいね!

ヒルクライムテクニック②補給カロリーを最適化する

必要な補給カロリーも計算できるよ!

レースに必要なのは糖質
糖質は持久力や持続的なパワーの発揮に欠かせない栄養素です。
糖質補給が多いほどレースに有利になります。
人によっては90g~120g摂れる人もいますが、慣れが必要です。

日頃から糖質を摂取して取り込める体になろう!


日頃のトレーニングで糖質を十分に取ることで体が適応します。
補給した糖質を最大限に利用できる体になります。

必要カロリー計算方法
目標とする平均ワットと目標タイム(秒)をかけ、1000で割ると必要なカロリーがおおよそ分かります。
220W×3600秒(1時間)÷1000=792kcal

必要なカロリーは体質や体重によって大きく異なります。

1時間未満のレースならドリンクに粉飴を溶かすだけで大丈夫かも知れません。

粉飴についてはこちらの記事を参考に

ロードバイクトレーニングの補給食なら粉飴!

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トレーニング中に摂取カロリーを変えて自分の最適値を知ることが大切です。

ヒルクライムテクニック③ダンシングを使いこなす

ダンシングはヒルクライムレースで重要なテクニックだよ!

ダンシングするなら短時間
登りの長さやライバルを振り落とすためにダンシングを活用します。
ダンシングを使うことで急勾配で加速してライバルを置き去りにできます。
ダンシングはシッティングより効率が悪く難しいです。
しかしシッティングよりパワーが出ます。

ダンシングは効率が悪いけど短時間の高パワーが出るよ!

使うタイミングが大切だね!

上半身と連動させる
ダンシングは上半身の力を利用します。
短い急な上りはダンシングの方が速く楽です。

短い急勾配ならダンシング!


ゴールスプリントはシッティングよりもダンシングが効率的です。

ゴールスプリントもダンシングだね!


長い登りはダンシングよりシッティングを選択します。
長い登りでのダンシングは効率が悪く疲労が溜まります。

長い登りならシッティングだね!


ダンシングはより多くの筋肉を使うので心拍数が高くなります。

ダンシングは練習あるのみ!

ダンシングは練習すればするほど上手くなるよ!


ダンシングは練習すればするほど上手くなります。
上半身は脚の強い押しに拮抗する必要があります。
上半身を安定させるためには腕と胴体を使ってバイクを左右に動かします。
日頃から練習することでスムーズなダンシングができるようになります。
シッティングからダンシングへの移行トレーニング

ダンシングへ移行する時にスピードが落ちると集団落車の原因になるよ!


シッティングからダンシングへ移行する時はスムーズにする必要があります。
ダンシング移行時にスピードが落ちると後ろの選手に迷惑をかけることになります。
最悪は集団落車につながります。

移行する時にスピードが落ちると周りの迷惑になるね!


ダンシングのためにサドルから腰を浮かしたら腕を左右に引き腕主導のペダリングに集中します。
ペダルに掛ける力を維持し、リズムに乗るまで踏み続けます。

ダンシングが上手くできない原因は体幹の筋力不足かも・・・

ダンシングは体幹の力が必要だよ!


ダンシングで登坂力を最大に発揮するには上半身の腕力が必要です。
ダンシングのトレーニングを十分にしていないとサドルから腰を浮かすだけでスピードアップしません。
ダンシングが難しい人は上半身の筋力不足の可能性があります。
体幹を鍛える必要があります。

筋トレについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクに筋トレが必要な理由とやり方!
上半身とペダリングを連動させるのはトレーニングあるのみです。
最適なギア比とケイデンス
効率的なシフトチェンジと最適なギア比は人によって違います。
最適なケイデンスはどれだけ効率的にヒルクライムできるかに大きく影響します。
ヒルクライムトレーニング中はできるだけ様々なギア比を試しましょう。
ケイデンスを維持できるギア比が最適なギア比です。
トレーニング中の最適なギア比はレースでも最適です。

日頃から自分に最適なギア比とケイデンスを意識しよう!

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