ZWIFTワーカー

【ロードバイク】スプリント強化トレーニング法とZWIFTワークアウト5選

Contents

ロードバイクのスプリント強化法

スプリントが勝敗を決する場面

ロードレースでは、スプリント能力が最後の勝敗を決める場面があります。

集団から逃げきれなければ、スプリントが勝敗を決します。

誰よりも早くゴールに飛び込むためには、スプリント能力を鍛える必要があります。

レーステクニックについてはこちらの記事を参考に

ロードレースに勝つための7つの鉄則

スプリントで体に起こること

スプリントは疲労の蓄積が早く、15秒程度が限界です。

スプリントは、筋肉に蓄積されたATPとクレアチンリン酸を使います。

筋肉に蓄積されたクレアチンリン酸は最大でも15秒で枯渇します。

筋肉に蓄積するクレアチンリン酸の量を増やすほど、長くスプリントできます。

筋肉量が増加すると、クレアチンリン酸の蓄積量を増やせます。

筋トレは、スプリント力の向上に非常に有効です。

筋トレについてはこちらの記事を参考に

ロードバイクが速くなるには筋トレが必須 その理由と目標重量

筋トレでロードバイクが速くなる スクワット徹底解説【フォーム・効果・注意点】

スプリントが得意な人・苦手な人

スプリントが得意か苦手かは、パワープロフィールを解析すれば分かります。

5秒パワーが標準より低い場合は、スプリントが短所となります。

パワープロフィールについてはこちらの記事を参考に

リアルな走りを数値化できる!パワー・スピード・プロフィールの作成・分析方法

スプリントは速筋が大きく関与します。

速筋の割合が高い人は、スプリントが得意です。

スプリントが得意な人は、最大速度に短時間で達します。

最大速度を維持する時間も長いです。

速筋・遅筋についてはこちらの記事を参考に

筋タイプを知ってロードレースに勝つ方法 速筋・遅筋を徹底解説   

スプリントのフォーム

スプリントは、パワーと同じくらいテクニックが重要です。

スプリントは、疲労がすぐに蓄積します。

疲労が蓄積すると、正しいフォームを維持できなくなります。

ハンドルは下ではなく、湾曲部を握ります。

腰や背中を曲げるのではなく、腰を前に倒します。

背中を丸めず、平らにすることでパワーが伝達しやすくなります。

体幹、胸、腕、背中、腰を均等に緊張させます。

手を少し内側に丸め、手首を固定します。

肘をやや外側にします。

ハンドルを内側に曲げるつもりで内側に力を入れます。

ハンドルは上は後ろではなく、お尻の方に引きます。

左のペダルを踏むタイミングで、左のハンドルをお尻に引き寄せます。

スピードが上がると、背中が丸まりやすくなります。

背中が丸まると、緊張を維持しにくくなります。

スプリント中は、体を低くします。

上半身だけ低くするのではなく、体全体を下げます。

パワー=トルク×ケイデンス

最大パワーは、ペダルにかかるトルクだけで決まるのではありません。

ケイデンスもパワーを決める重要な要素です。

ケイデンスは、トレーニングで高めることができます。

目標は、通常のケイデンスからできるだけ早く最大ケイデンスまで上げることです。

最大ケイデンスまで上がったら、それを10秒維持します。

シッティングとダンシングの両方でトレーニングします。

筋トレで筋力は向上します。

向上した筋力をペダルに伝えるには、ケイデンスのトレーニングが不可欠です。

スプリント強化のためのZWIFワークアウト5選

スプリントトレーニングは実走が理想

室内でスプリントトレーニングすると、フレームに大きな負荷がかかります。

スプリントトレーニングはパワーだけでなく、テクニックも重要です。

バイクコントロールを磨くためにも、実走で行うのが理想です。

スマートトレーナーのスプリントに慣れてしまうと、レースで斜行したりする可能性があります。

安全にスプリントするためにも、実走でトレーニングするのが基本です。

ZWIFでスプリントトレーニング

パワーを向上させるために、補助的にZWIFワークアウトを使うことができます。

今回紹介する20秒・40秒インターバル、30秒・30秒インターバル、15秒・15秒インターバルは酸欠状態になりやすいです。

屋外で酸欠状態になると大変危険です。

室内で安全に追い込めるのもZWIFTワークアウトの良い所です。

周囲を気にせず、スプリントに集中できます。

ZWIFTワークアウトはこちらの記事も参考に!

短時間できつい!追い込めるZWIFTワークアウト5選!!

回復走・リカバリーにおススメ!きつくないZWIFTワークアウト5選!

時短でキツイ!「20分間ZWIFTワークアウト3選」

超長時間!3時間越えZWIFTワークアウト5選!!

①FTP2.5倍スプリント! Sprint B4 Sprint

15秒のFTP2.5倍スプリントがあるよ!

WORKOUTS→GCN→SPRINTS→Sprint B4 Sprint

ウォーミングアップは16分間です。

その後からメインセットのスタート!

15秒スプリント→20秒レスト→20秒スプリント

20秒レストも80%FTPなのでしっかりは休めません。

55秒のスプリントインターバルです。

ゴール前スプリントのシミュレーションにピッタリです。

セットは6回あります。

セット間に5分間のレストがあるのでしっかり回復させましょう。

スプリントトレーニングはフレッシュな脚で挑むのがポイントです。

ワークアウト時間は1時間、TSSは71です。

②高強度インターバルの入門編!20秒・40秒インターバル 20-40’S

初めて高強度インターバルをするなら20秒・40秒がおススメ!

WORKOUTS→BACK TO FITNESS→WEEK4→20-40’S

ウォーミングアップは5分間。

ビルドアップで105%FTPまで上げます。

2分間のレストを挟んでメインセットです!

メインセットは20秒・40秒インターバル5回を4セットです。

レストが40秒間あるので十分に休めます。

もっときついメニューに30秒・15秒があります。

この様なメニューを繰り返すと回復力が向上します。

ロードバイクレースはインターバルの繰り返しです。

20秒・40秒が出来たら次は30秒・30秒に挑戦しましょう!

ワークアウト時間は40分35秒、TSSは46です。

③効果絶大!30秒・30秒インターバル 30/30Anaerobic♯3

30秒・30秒インターバルは無酸素パワーと筋持久力を向上できる最高のトレーニングだよ!

WORKOUTS→TT TUNE UP→WEEK3→30/30Anaerobic♯3

ウォーミングアップは12分間。

途中で10秒のスプリントが4回入ります。

メインセットは30秒・30秒インターバルです。

30秒・30秒インターバルはタイムトライアルのスペシャリストであるクリス・ボードマンがアワーレコードを出すために行ったスペシャルメニューとして知られています。

今回は30秒・30秒インターバルを12回、3セットです。

最初はきつくありませんがジワジワと疲労が溜まります。

レストでしっかりと回復するのがやり切る重要ポイントです。

回復力も試されるメニューです。

ワークアウト時間は1時間8分でTSSは75です。

④FTP3倍スプリント! SPRINTS

40秒間のFTP85%から300%インターバル!
実走と違い車体が固定されているのできついよ!!

WORKOUTS→GCN→RACE PREP→SPRINTS

ウォーミングアップは10分間。

その後にメインセットです。

40秒間の85%FTPから300%FTPを10本です。

レストは前半が75%FTPです。

後半になると85%FTPになるので少しきつくなります。

スマートトレーナーを使ってZWIFTワークアウトをする場合は数秒かけて負荷が上がります。

300%FTPになる3秒前からケイデンスを上げて踏み込むとスムーズにメインセットに入れます。

ワークアウト時間は58分40秒です。

⑤15秒が永遠に感じる! 15秒・15秒インターバル Microbursts

15秒・15秒インターバルが20本!
徐々に疲労が溜まってくるよ!

WORKOUTS→GCN→SPRINTS→Microbursts

ウォーミングアップは16分間

その後にメインセットです!

15秒・15秒を20回3セットです。

踏んでいる15秒は長いのにレストの15秒はあっという間です。

1セット10分間で、踏むのは5分間なので集中して挑みましょう!

セット間のレストは5分間。

水分補給をしてしっかりと回復しましょう!

ワークアウト時間は1時間、TSSは75です。

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