朝は起床時間を調整することで、自由に時間を作る事ができます。
朝は比較的、自分でコントロールしやすい時間帯です。
確実にロードバイクトレーニングしたい人は、朝練が有効です。
ロードバイクと同じ持久系種目であるマラソン選手も、朝練を頻繁にしています。
マラソン選手は朝練をすることで、トレーニングボリュームを稼ぎます。
持久系種目はトレーニングの質と同じくらい、ボリュームが重要です。
かつての女子マラソントップランナーである高橋尚子は、朝食前に16km走っていました。
ケニアの選手も朝食前に10kmから20kmの走り込みをします。
朝練ZWIFについてはこちらの記事を参考に。
パワーリフティングや短距離走など、瞬発系の種目は夕方の方が記録が良いことが知られています。
ロードバイクなど、持久系種目の記録は時間帯による差は大きくありません。
ケニアのマラソン選手は、朝は走り込みがメインの練習です。
午後は、短い距離のインターバルをすることが多いです。
高強度トレーニングは夕方の方が効果的なのが、理由の一つと思われます。
ロードバイクは、持久系と瞬発系が混在する競技です。
レースで勝つには、スプリント力も必要です。
瞬発系は夕方にトレーニングするなど、使い分けが重要です。
脂肪燃焼などを目的として朝にZWIFTする場合は、朝食前がお勧めです。
理由は次の4つです。
夕食を食べてから起きるまでに、通常は10時間程度の間隔があります。
一日の内で最も食事の間隔が長いのが朝食前です。
起床後は、一日の中で最も栄養素が枯渇した状態です。
特に糖が枯渇しています。
筋肉内に蓄えられる筋グリコーゲンも枯渇しています。
筋グリコーゲンが枯渇した状態でトレーニングすると、体は糖質をエネルギー源にできません。
糖質をエネルギーにできないので、代わりに脂肪を燃焼させます。
筋グリコーゲンが枯渇した状態でトレーニングすると、トレーニング後に筋グリコーゲンの回復が促進されるとする研究もあります。
起床後に筋グリコーゲンが枯渇した状態でトレーニングすることで、脂肪代謝が活発になります。
その結果、筋グリコーゲンの回復が促進されます。
糖質に頼れないから脂肪を燃やしてエネルギーにするんだね
筋グリコーゲンについてはこちらの記事を参考に。
ハードにトレーニングする場合は、糖質の摂取が必要です。
適切に糖質を摂取することで、トレーニングの質が高まります。
トレーニングの強度や目的に応じた糖質摂取が重要です。
人間の体温は、一日を通して変化します。
最も低いのが起床直後です。
体温は朝が最も低くて、0.7℃くらい下がるよ
持久系のトレーニングをする時は、体温上昇がネックとなります。
心窩部の体温上昇は疲労に直結します。
朝の低体温状態は、トレーニング直後は不利に働きます。
トレーニング中は、体温上昇が緩やかになります。
体温の最も低い起床直後に持久系トレーニングを行うのは理にかなっていると言えます。
クロノタイプとは、一日の中で示す時間的指向性のことです。
いわゆる「朝型」「夜型」のことです。
クロノタイプは、生まれつきのものです。
変えようと思っても変わりません。
クロノタイプが「朝型」の人は、目覚めが早く活動のピークが日中の早い時間にきます。
そして夜になると疲労し、早々に就寝します。
クロノタイプが「夜型」の人は朝はなかなか起きれず、午前中は調子が上がりません。
そして夕方から夜に元気になり夜遅くまで眠気を感じない傾向があります。
睡眠についてはこちらの記事を参考に
持久系の人、つまり遅筋タイプ人はクロノタイプが「朝型」だと言われています。
朝型の人は同じ運動強度のトレーニングをしても朝の方が楽に感じます。
ロードバイクは持久系種目です。
ロードバイクをしている人は、朝型が多いです。
マラソンも持久系種目です。
クロノタイプが朝型なので、朝練が好まれる傾向があります。
スプリンターは瞬発系なので、夜型が多い傾向があります。
クロノタイプについてはこちらの記事を参考に
朝型!?夜型!?クロノタイプを知って朝練ロードバイクトレーニング
朝食前は、一日の内で最も筋グリコーゲンが枯渇しています。
強度の高いトレーニングメニューは糖質をエネルギー源にします。
糖質が枯渇している朝食前は、強度の高いトレーニングは適していません。
朝練で高強度トレーニングをする場合は、糖質を摂ってからにします。
脂肪燃焼を狙うなら、有酸素メニューがおススメです。
朝食前に有酸素メニューをすると、トレーニング中はもちろん、その後の24時間においても脂肪消費量が多くなります。
ZWIFTの有酸素メニューについてはこちらの記事を参考に
冬におススメ!基礎トレZWIFワークアウト5選!!【1時間未満編】