ZWIFTアカデミーとは毎年開催されるバーチャルイベントです。
ZWIFTアカデミーの目的は2つです。
一つ目は、世界の隠れた才能を発見するタレント発掘プログラムです。
ZWIFTは世界中でプレーされています。
誰でも参加できるので、隠れた才能を発見することができます。
もう一つの目的は、一般プレーヤーのレベルアップです。
ZWIFTユーザーのほぼ全てはアマチュアです。
アマチュアプレーヤーがレベルアップできるように、ZWIFTアカデミーはプログラムされています。
ZWIFTアカデミー2022は2022年9月12日から10月9日に開催されました。
ZWIFTアカデミーのワークアウトはいつでも参加できます。
ZWIFTアカデミー修了バッチなどは開催期間中だけゲットできます。
ZWIFTアカデミーのワークアウトは、テンポからVO2MAXまで万遍なくトレーニングできます。
もし苦手なワークアウトがあれば、その強度が弱点である可能性があります。
ZWIFTアカデミーのワークアウトはロングとショートがあります。
ロングは約50分で、ショートは約40分です。
自分の都合に合わせて選択できます。
成績優秀者の男女1人ずつが、プロロードレーサーへとステップアップできます。
男性はUCIプロチームであるアルペシンフェニックスと契約できます。
女性はUCIウィメンズチームのキャニオンスラムと契約できます。
時間 | TSS | |
ロング | 55分 | 62 |
ショート | 40分 | 44 |
ワークアウトの目的は、有酸素能力の向上です。
ロードバイクにおいて、有酸素能力は全ての基礎となります。
全てのロードレーサーに有酸素能力は必要です。
有酸素能力を向上させるには、FTP以下のパワーで長時間乗り込むことが大切です。
このワークアウトは、細かに上下するFTP以下のパワーがメインセットです。
途中で1分間×2回のFTP102%があります。
有酸素能力についてはこちらの記事を参考に
ロードレースで勝つには有酸素トレーニングが絶対に必要な理由とその方法
ワークアウトの大半は、テンポ走です。
テンポ走でトレーニングすると、有酸素能力を向上させることができます。
テンポ走についてはこちらの記事を参考に
ロードバイクのテンポトレーニング徹底解説【効果・リスク・レベル別メニュー】
時間 | TSS | |
ロング | 53分 | 64 |
ショート | 37分 | 42 |
ワークアウトの目的は、FTP強度に慣れることです。
メインセットはFTP100%から102%のインターバルです。
1分30秒から2分30秒のセットを短いレストを挟んで行います。
FTP強度に体を慣らすことで、より長時間のセットができるようになります。
FTP強度で10分間ペダルを回すのはきついですが、4回に分割するとできるようになります。
時間 | TSS | |
ロング | 48分 | 60 |
ショート | 33分 | 39 |
このワークアウトでは、VO2MAXを向上させます。
VO2MAXとは、最大酸素摂取量のことです。
体が酸素を取り込む能力を表します。
VO2MAXが高いほど、ロードレースなどの持久系種目で好成績を出すことができます。
VO2MAXは、有酸素能力やミトコンドリアなど様々な要因が影響します。
VO2MAXについてはこちらの記事を参考に
【ロードバイクのVO2MAX判定】自分のVO2MAXは普通より高いor低い?【海外プロロードレーサーと比較】
ミトコンドリアについてはこちらの記事を参考に
ミトコンドリアを増やすとロードバイクが速くなる理由と効率的なミトコンドリアの増やし方
時間 | TSS | |
ロング | 50分 | 56 |
ショート | 29分 | 31 |
メインセットの前に、20秒から40秒の高強度インターバルを行います。
短い高強度インターバルを最初に行うことで、筋肉を予め疲労させます。
予め疲労させることで、より効果的にメインセットを行えます。
メインセットは10分間のFTP強度です。
ロングバージョンの場合、FTPを上回る強度で3分間、下回る強度で20分間となります。
時間 | TSS | |
ロング | 46分 | 54 |
ショート | 34分 | 37 |
メインセットは7分間のVO2MAXインターバルです。
強度は同じですが、時間が変化します。
インターバルは回復力も必要です。
レース中は、パワーが激しく上下します。
インターバルを取り入れることで回復力がつき、レースに対応できるようになります。
レースに勝つインターバルについてはこちらの記事を参考に
メインセットの途中で、7分間の中強度があります。
VO2MAXインターバルで疲労しているため、この7分間は長く感じます。
インドアトレーニングは単調なので、集中力を切らさないことが大切です。
水分補給をしっかりとして取り組みましょう。
水分補給についてはこちらの記事を参考に
時間 | TSS | |
ロング | 48分 | 54 |
ショート | 34分 | 36 |
最初のセットは30秒ー15秒インターバルです。
高強度と低強度を短い間隔で繰り返すインターバルはHIITトレーニングと呼ばれます。
HIITトレーニングは短時間で追い込める効率的なトレーニン方法です。
HIITトレーニングについてはこちらの記事を参考に
【ロードバイク】タバタ式・HIITのやり方・メリット・デメリットと5つのZWIFTワークアウト
次のセットは2分間のVO2MAXインターバルです。
2分間のインターバルをロングバージョンは3回、ショートバージョンは2回行います。
インターバルの間のレストで十分に脚を回復させましょう。