ロードバイクが速くなるのは、段階的なトレーニングが必要です。
トレーニングは、ベーストレーニング期、強化期、スペシャルトレーニング期に分けることができます。
最も長い時間をかけるのがベーストレーニングです。
ベーストレーニングの目的は、有酸素能力の向上です。
ベーストレーニングは地味で効果が見えにくトレーニングです。
しかし、ベーストレーニングは速くなるために最も重要です。
ベーストレーニングのやり方についてはこちらの記事を参考に
ベーストレーニングは、通常12週間が必要です。
短くても8週間が必要です。
8週間未満は、期待できるような効果が得られません。
ベーストレーニングは期間が長いため、冬に行うのが一般的です。
ベーストレーニングは、レースシーズン中のトレーニングと全く異なります。
春から夏にかけてのレースシーズンに成功するか否かは、冬にかかっていると言っても過言ではありません。
ベーストレーニング中は自分が弱くなったと感じるかも知れません。
ベーストレーニング中はFTPが落ちます。
ベーストレーニングの目的は大きな土台作りです。
大きな土台を作ることで、レースシーズンに飛躍することができます。
ベーシックトレーニングの効果を信じて、やり遂げることが大切です。
有酸素能力についてはこちらの記事を参考に
ベーストレーニングを始める前に、昨シーズンの結果を振り返ります。
昨シーズンを評価し、何が良かったか、悪かったかを明らかにします。
誰でも自分の短所を認めるには、辛いものです。
自分に正直になり、欠点を認識しましょう。
レースで足りなかった部分を探しましょう。
上りで遅れた、平坦で遅れた、ゴールスプリントで負けたなどです。
落車が多かったり、コーナーで遅れるなども欠点です。
テクニックが不足している可能性があります。
パワートレーニングをしている場合は、パワープロフィールをチェックします。
弱いのは5秒パワーでしょうか、10分パワーでしょうか。
大切なのは、失敗を繰り返さないことです。
自分の長所と短所を見極めることで、来シーズンに向けて補強することができます。
次に、来シーズンの目標を立てます。
来シーズンに成し遂げたいことを明確にします。
目標は、具体的なものにします。
〇〇のレースで〇位になるや、FTPを〇Wに上げるなどです。
目標が定まったら、トレーニング計画を作ります。
時間は、限られています。
トレーニングに割ける時間は決まっています。
トレーニングだけでなく、身体を回復させる時間も必要です。
トレーニング時間は長ければ長いほど良いですが、休養とのバランスが必要です。
最初から無理をして、ベーシックトレーニングが中途半端にならないようにします。
無理なくやり遂げられる時間に設定します。
レースについてはこちらの記事を参考に
ベーストレーニングの期間は長いほど、大きな効果が得られます。
しかし、ベーストレーニング直後はレースに対応できません。
強度を上げる強化期が必要です。
目標のレースから逆算して、ベーストレーニングの期間を決めます。
目標のレースまで2か月しかないのに、ベーストレーニングをしても無意味です。
ベーストレーニングは、最低でも2か月は必要です。
目標のレースまであまりにも短い場合は、そのレースを諦めることも必要です。
ベーストレーニングの基本は、低強度長時間です。
低強度長時間は伝統的な方法であり、適切に行えば大きな効果が得られます。
多くの場合、低強度は達成できますが、長時間は困難です。
トレーニングは、今の自分を上回る刺激が必要です。
1時間から2時間のトレーニングは、簡単です。
しかし、4時間から5時間のトレーニングを日常的に行うのは困難です。
低強度長時間トレーニングの効果を得るには、週に12時間から20時間が必要です。
週のトレーニング時間が10時間未満の場合は、スイートスポットトレーニングを選択します。
スイートスポットトレーニングは、比較的短時間でトレーニング効果を得られます。
スイートスポットトレーニングはインターバルが中心になるので、変化があり飽きにくいです。
スイートスポットトレーニングを行うには、集中力と知識が必要です。
スイートスポットトレーニングについてはこちらの記事を参考に
スイートスポットトレーニング 時間効率重視でロードバイクトレーニング!向いている人は?やり方は?時間は?強度は?ZWIFTワークアウトは?疑問を全て解決!
出場する全てのレースに全力で準備するのは、現実的ではありません。
来シーズンに出場する予定のレースを、優先度に応じてABCに分けます。
Aは、最優先するレースです。
1シーズンに1回か2回です。
Aレースは、時間をかけてテーパリングします。
シーズンで最高のパフォーマンスを発揮できるように、調整します。
Bレースは、長期間のテーパリングをしません。
体調を整える程度です。
トレーニングが順調に進んでいるかの指標となるレースです。
Cレースは、トレーニングレースです。
レースは全力で走りますが、結果を気にする必要はありません。
逃げに挑戦するなど、テーマを持って走っても良いでしょう。
テーパリングは、行いません。
テーパリングについてはこちらの記事を参考に
【ロードバイクのテーパリング】メカニズムと実践法を知ってレースで最高のパフォーマンスを発揮する方法
冬は、天候悪く、日没も早いです。
悪天候の時や夜間は、インドアトレーニングが有効です。
ZWIFTなら、狙ったパワーを100%出すことができます。
デメリットは、集中力が必要なことです。
ZWIFTに集中できる環境を整えることが大切です。
体を冷却することはインドアトレーニングで非常に重要です。
冷却は、蒸発冷却で行います。
扇風機を体に当て、汗を蒸発させます。
体温の上昇は、集中力を削ぎパフォーマンスを低下させます。
ZWIFTの快適室温についてはこちらの記事を参考に
ZWIFTに最適な快適室温は何度!?暑すぎる・寒すぎるとどうなるの!?
集中するために、グループワークアウトやワークアウトを活用します。
2時間を同じ強度でするよりも、30分×4本の方が短時間に感じます。
小さな目標を立てることで、トレーニングをやり遂げることができます。
ベーストレーニングに最適のワークアウトについてはこちらの記事を参考に
ロードバイク 冬にするべきZWIFTワークアウト5選~1時間から2時間編~
トレーニングボリュームを稼ぐには、屋外で走るのが一番です。
インドアトレーニングは悪天候の日は有効ですが、限界があります。
インドアトレーニングを4時間するのは、非常に難しいです。
実走で大切なのは、適切なウェアです。
走り始めは寒くても、すぐに暑くなります。
アームウォーマーやレッグウォーマーを活用し、小まめな調整ができるようにします。
手先や足先は、走っても温まりません。
グローブやシューカバーを活用し、身体の端末が冷えないようにします。
グループライドは、ベーストレーニングの強度を守れる人と行います。
グループライド中に、レースのようになってしまう事が多くあります。
ベーストレーニングに高強度は不要です。
ベーストレーニング中は、多くても3人程度で走る方が効果的です。
ベーシックトレーニングは、地味で辛いものです。
冬は寒く、日没も早いのでトレーニング時間を確保するのが困難です。
ベーシックトレーニング中は、強度を落とすので自分が弱くなったと感じることもあります。
ベーシックトレーニングは、効果を信じてやり遂げることが大切です。
ベーシックトレーニングは、結果の見えにくいトレーニングです。