グループライドは、多い時は100人以上のライダーと走ることができます。 不思議なもので、周りに人が居るだけで時間が経つのが早く感じます。 グループライドはレースではないのですが、自然と人と競り合う気持ちが生まれます。 日本人の多いグループライドなら、チャットで日本語で会話することもできます。 一人で長い距離を走るのは苦痛です。 動画を見たりするより、他のライダーと走る方がペースが上がります。 グループライドは、実走と同じようにドラフティングが効きます。 一人で走るよりも簡単に長距離を走ることができます。 ドラフティングについてはこちらの記事を参考に ZWIFTのドラフティングを最大化するための6つの秘策
グループライドには、様々な種類があります。 時間や距離も色々です。 短いものは30分で、長いものは2時間以上です。 距離が100kmを超えるものもあります。 参加者が多いのは、「ろんぐらいだぁすとーりーず!」とコラボしたグループライドや、プロロードレーサーと走れるグループライドです。
ツアー・オブ・ワトピア、ツール・ド・Zwiftなどが定期的に開催されます。 これらのツアーは4週間から8週間かけて開催されます。 ZWIFT公式のグループライドは、XPが2倍になります。 参加者も数百人になります。 グループライド最大規模を体験できるのが大きな特徴です。 XPについてはこちらの記事を参考に 【ZWIFT】XPを効率よくゲットして最速でレベルアップする8つの方法
イベント系のグループライドは、プロ選手と走れるものや、アニメとのコラボなどがあります。
ZWIFTアンバサダーを務める元プロロードレーサーの別府史之さんと走れるグループライドもあります。
アニメ「ろんぐらいだぁすとーりーず!」とのコラボイベントも開催されます。
最も歴史があり、規模が大きいチーム主催グループライドはSZR (Swedish Zwift Riders) です。
SZRは世界標準時刻の毎週月曜日夕方5時に開催されます。
日本時間は火曜日の深夜2時になるため、参加が難しいのが難点です。
距離は40kmで、カテゴリー分けされています。
ワークアウトをするグループライドもあります。
ワークアウトの強度は、各自のFTPによって決まります。
それぞれのパワーは違いますが、同じ速度で進行します。
パワーが低いからといって、グループから遅れることはありません。
ワークアウト系グループライドは、毎時間行われています。
ZWIFTコンパニオンアプリから探すことができます。
日本で有名なのは、3月から6月にかけて開催される「富士ヒルクライム道場」です。
富士ヒルクライム道場は、人気ヒルクライムレースである「富士ヒルクライム」に向けたイベントです。
日本時間に合わせて、毎朝晩に開催されるので参加しやすいのが特徴です。
ZWIFTコンパニオンアプリから、参加したいグループライドを選択します。
アプリを立ち上げ、「イベント」をタップします。
Bカテゴリーは、ウォーミングアップが2.5w/kgです。 その後、3.1w/kg~3.5w/kgで約1時間走ります。 距離は40km程度です。 コースは短い周回なので、遅れても復帰することができます。 一定ペースではなく、リカバリーの時間もあります。 最終周回はレースペースです。 限界まで追い込むことができます。 Cカテゴリーは2.5w/kg~3.0w/kgで走ります。 リーダーの指示に従ってスプリント、テンポ、リカバリーを行います。
カテゴリーはパワーウェイトレシオで分かれています。 パワーウェイトレシオについてはこちらの記事を参考に ヒルクライムレースに向けて急激にダイエットするのは、悪影響しかない理由
コンパニオンアプリでグループライドを選択し、ZWIFTを立ち上げます。
内容が複雑な時は、グループリーダーがチャットで内容を確認してくれる場合もあります。
グループライドは、レースではありません。 レースをしたいなら、レースに参加しましょう。 グループライド中に、イベント的に「ミニレース」がある場合もあります。 「ミニレース」は、グループリーダーからスタートの合図が出ます。 合図が出るまでは、ペダルを踏み込まないようにしましょう。 ZWIFTレースについてはこちらの記事を参考に ZWIFTレースに勝つ5つのアイテム 正攻法とミステイク
グループライドのエントリーページには、イベント概要が載っています。 簡単な英語で書かれています。 グループライドの雰囲気やペース配分を確認するこができます。 グループライドの目的や、内容を大まかに把握しましょう。 「ペースのアップダウン」「最終周回でミニレース」などを事前に知っておくと、ライド中に戸惑わなくなります。
グループライドはレースのような「カテゴリー強制」がありません。 どのレベルのイベントにも自由に参加できます。 カテゴリー強制についてはこちらの記事を参考に カテゴリー詐欺撲滅!?ZWIFT新機能「カテゴリー強制」とは!? Bカテゴリーの人が、リカバリー目的でDカテゴリーに参加することもできます。 自分の目的に合ったパワーウェイトレシオのイベントに参加しましょう。
体が温まってくると、ついついペースが上がってしまいます。 グループの先頭に出る場合は、設定ペースを守るようにしましょう。 極端に前に出ると、必ずついてくる人がいます。 ZWIFTにはドラフティング効果があります。 何人かが集団から飛び出すと、全体のペースも上がってしまいます。 もしペースアップする人がいても、無視しましょう。 グループライドは設定ペースを守ることが大切です。 スプリント区間やKOM区間では、特に注意が必要です。 ペースを乱す行為は、グループライドを台なしにします。 マナーを守って楽しくトレーニングしましょう。
グループリーダーがフェンスを設定することがあります。 フェンスはグループリーダーからの距離ではなく、時間で設定されています。 設定時間は、グループリーダーが決めることができます。 フェンスから飛び出すと「Return to Group」の警告が出ます。 警告が出たら、素早くリーダーの元まで戻りましょう。 60秒カウントダウンを無視し続けると、グループライドから排除されます。
画面に表示されるミニマップを活用しましょう。 ミニマップには自分の位置の他に、グループリーダーの位置、フェンスの位置、集団の状態が表示されます。 集団がまとまっているのか、ばらけているのかが俯瞰して見れます。 自分が集団から離れていれば、リーダーの場所に戻りましょう。
グループリーダーはボットではありません。 生身の人間が、ボランティアでしています。 イベントによっては、パワーウェイトレシオが守られなかったり、ペースが速すぎる場合もあります。 上りで速すぎたり、遅すぎたりする場合もあります。 完璧なペーシングを求めるなら、ペースパートナーを選択しましょう。 ペースパートナーについてはこちらの記事を参考に ZWIFTペースパートナーが大幅アップデート 全9人の紹介と5つの活用法 グループライドを楽しむコツは、多少の不覚的要素を受け入れることです。