コンビニのカルボナーラの上の卵は偽物なの!?
卵に見えるのは「卵黄風加工食品」だよ!
コンビニのパスタの上に乗っかっている卵。
タンパク質を補給するために卵が乗っている商品を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、この卵は偽物の卵なんです。
冷静に考えれば食品に生卵を使うって食中毒の危険性がありリスクが高いです。
考えてみればコンビニの食品に生卵は使いにくいね!
卵の正体はこちら!
「半熟卵風加工食品」として商品化もされています。
電子レンジで加熱するとトロッと溶けて美味しそうです!
原材料は卵液やでんぷん、寒天、水飴など。
体に悪いわけではなさそうですが、タンパク質補給という目的から食べるのは無意味です。
パッケージにはよく見ると「中心にある卵黄風ボールは加温することでとろけて広がります(生卵ではありません)」と記載されています。
加工卵黄は加熱するとトロッっとなるよ!
ゆで卵は「ボイルエッグ」という商品があります。
卵ソーセージみたい・・・
こちらは本物の卵を使用して加工しているので添加剤は入っていますが栄養素は遜色ありません。
コンビニサラダのゆで卵スライスって全部同じ形!
ボイルエッグは卵を使って加工しているのでタンパク質が補給できるよ
鉄分補給には「ひじき」って習ったけど・・・
ひじきで鉄分補給は昔の話。
今は事情が違うよ!
ひじきは鉄分が豊富に含まれている食品の代表でした。
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昔の食品成分表にはひじき100gあたり55mgの鉄となっています。
しかし、2015年の食品成分表では100gあたり6.2mgと大幅に減らされました。
いきなり鉄分が11%になるってひじきに何が起きたの!?
ひじき自体に含まれている栄養素がいきなり変わったわけではありません。
変わったのは加工方法です。
昔は鉄釜を使って加工していました。
しかし最近は衛生面を考えてステンレス釜が使われています。
鉄釜で加工すると鉄分がひじきに加わりますが、ステンレスではそうはいきません。
ひじきの加工方法が変ったから鉄分が少なくなったんだね!
同じ理由で切り干し大根に含まれる鉄分も100gあたり9.7mgから3.1mgに減っています。
鉄分は少なくなりましたが、ひじきはカルシウムや食物繊維が豊富に含まれています。
ひじきが栄養豊富なことに変わりはないよ!
マーガリンよりバターの方が体に良いイメージがあるよ!
マーガリンはトランス脂肪酸が含まれているのでバターを選んだ方が良いと言われることがあるけど、実際はそうでもないよ!
バターとマーガリンは似ています。
マーガリンはバターに比べてトランス脂肪酸が多く含まれているので身体に良くないと言われています。
しかし、マーガリンにトランス脂肪酸が大量に含まれているというのは誤りです。
マーガリンにトランス脂肪酸が多いというのは誤解があるよ
マーガリンは油が含まれているので食べやすい硬さに調整する必要があります。
硬さを調整をするために部分水素添加油脂が使われています。
部分水素添加油脂はトランス脂肪酸の生成を助けます。
このことから「マーガリンにはトランス脂肪酸が多く含まれている」となったようです。
トランス脂肪酸は自然界には存在しない物質です。
ガン、高血圧症、心臓疾患、アルツハイマー型認知症を誘発するとされています。
EU加盟国ではトランス脂肪酸の上限値が定められています。
嫌われ者のマーガリンですが、メーカーも工夫しています。
最近のマーガリンは部分水素添加油脂を使ってないものもあるよ
昔から多くのトランス脂肪酸が含まれていたわけではないのですが、最近は更にトランス脂肪酸含有量が少なくなっています。
部分水素添加油脂を使わずに硬さを調整できるようになったのでトランス脂肪酸含有量はバターより少ない商品もあります。
トランス脂肪酸フリーを売り物にしているマーガリンもあるよ!
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豆腐は美味しくてタンパク質も豊富だから大好きだけど、あまりの安さに心配になるよ!
豆腐はタンパク質が多く含まれています。
100gあたりのタンパク質含有量は5gから6gです。
価格:2,160円 |
1パックが400gの商品なら20gのタンパク質が含まれています。
安い豆腐は1パック40円くらいです。
40円でタンパク質20gは優秀な食品ですが、あまりの安さに心配になるのも事実です。
安い豆腐と高い豆腐は何が違うの?
豆腐の材料はシンプルです。
昔ながらの製法なら原料は大豆と凝固剤のにがりだけです。
値段の違いは凝固剤にあるよ!
豆腐の値段の違いは凝固剤にあります。
にがりを凝固剤に使う場合、固まりにくいので多くの大豆が必要です。
しかし硫酸カルシウムやグルコン酸といった凝固剤を使うと少量の大豆で豆腐を作る事ができます。
硫酸カルシウムやグルコン酸は体への悪影響はありません。
安い豆腐は原料の大豆に海外産を使うことでコストを下げています。
海外産大豆や硫酸カルシウム、グルコン酸は体に悪影響があるわけでなく、栄養価が劣るわけでもありません。
手軽に安くタンパク質を補給できる安い豆腐は優れた食品と言えます。
安いからといって体に悪いとか栄養がないというわけではないよ!
冷凍野菜は便利だからよく使うけど、栄養的にはどうなの?
冷凍野菜と生野菜は栄養価が変らないものと失われるものがあります。
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冷凍野菜は下茹でした後に急速冷凍します。
下茹ですることで食べやすくなり、変色を防ぐことができます。
下茹ですることで失われる栄養があります。
下茹での影響を最も受けるのは水溶性ビタミンです。
水溶性ビタミンにはビタミンB群、ビタミンC群があります。
ほうれん草やブロッコリーに豊富に含まれています。
ほうれん草やブロッコリーは生野菜でも下茹でするから冷凍と変わらないね!
生野菜をレンジでチンするのが一番栄養が失われないね
下茹でしても失われにくい栄養素は脂溶性ビタミンです。
脂溶性ビタミンにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが含まれます。
ニンジン、カボチャなどに豊富に含まれています。
食物繊維は下茹でや冷凍の影響をほとんど受けません。
市販の冷凍野菜が栄養面で劣っていることはないと言えます。
冷凍野菜の栄養価が劣っているとは言えないね!
生卵よりゆで卵!?
卵は栄養価の優れた食品です。
卵1個にタンパク質は6g。
タンパク質は20種類のアミノ酸から成り立っています。
卵は完全栄養食!
20種類のアミノ酸のうち、食事から摂らなければならない8種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
卵は必須アミノ酸が豊富に含まれています。
アミノ酸のバランスを数値化したアミノ酸スコアで卵は最高得点の100です。
その他にもビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
生卵でもゆで卵でもタンパク質の量は変わりません。
しかし、タンパク質の吸収を妨げるオボムコイドが加熱により減少します。
ゆで卵はオボムコイドが少ないので生卵よりタンパク質が吸収されやすくなります。
生卵とゆで卵で大きな違いはないけどどちらかを選ぶならゆで卵だね!
卵は1日1個まで!?
以前、卵は血中コレステロール値を上げるため1日に1個までとされていました。
しかし1日1個とする科学的根拠がないことが分かっています。
この説は100年前に行われたロシアでの実験が基になっています。
草食動物であるウサギに卵を与えて血中コレステロール値を測定したので人間には当てはまりません。
1日に3個の卵を食べても血中コレステロール値に影響しないことが分かっています。
厚生労働省は2015年にコレステロール摂取量の基準値を撤廃しています。
卵を1日何個食べるかはカロリーを基準に考えると良いね!