レースの帰り道やトレーニン後のドライブでお腹がすいたとき、コンビニではなくドラッグストアに寄りましょう!
ロードレースやトレーニングに車で行った帰り道、お腹が空いてコンビニへ。
よくあるパターンです。
今どきどこにでもある郊外型のドラッグストアは疲れた体への栄養補給にピッタリの商品がたくさんあります。
今回はレースやトレーニングで傷ついた筋肉の回復のためにドラッグストアで買うべき食品をご紹介します。
家計のために少しでも節約したい!
そしてコンビニの商品って値段の割に量が少ないです。
どうせ行くならドラッグストアにしましょう!
レースやトレーニングで頑張って傷ついた筋肉に必要な栄養素は「タンパク質」と「糖質」です。
お腹空いてるしとりあえず菓子パンでいいや、は最悪の選択です。
菓子パンには糖質は含まれていますが、肝心のタンパク質はほぼゼロです。
そしてトランス脂肪酸などの不要な脂質が豊富に含まれています。
菓子パンを選択することは、せっかく筋肉が成長する機会を潰し、体に脂肪をたっぷりと乗っける行為です。
筋肉の修復には良質なタンパク質と糖質が必要です。
「タンパク質」「糖質」「脂質」の三大栄養素についてはそれぞれ記事を参考にして下さい。
それでは、さっそく店内に入って行きましょう。
最近のドラッグストアにはプロテインバーなるスナック菓子が目につきます。
筋トレブームにのって各社が最近力を入れている分野ですが、日本では目新しい商品なので良質なものからそうでないものまで混じっています。
プロテインバーを買う時に注目してほしいのはタンパク質含有量と脂質含有量です。
たんぱく質は5000gも入ってる!と思ってよく見ると5000mgだったりします。
要するにタンパク質含有量は5g。
これは卵1個分にも満たない量です。
もしプロテインバーを選ぶなら最低でもタンパク質含有量15g以上は欲しいところです。
そして脂質。
プロテインバーはスナック感覚で食べられるように美味しくできています。
スナック菓子を美味しくするのに脂質は欠かせません。
プロテインバーの宿命かも知れませんが、総じて脂質高めです。
脂質が10g以上含まれているなら、タンパク質豊富なシュークリームを食べているようなものです。
残念ながら筋肉に優しい食品とは言えません。
そしてプロテインバーはタンパク質含有量の割に高いです。
これではせっかくドラッグストアに寄った意味がありません。
よほどのプロテインバー好きでない限り、この棚はスルーしましょう。
続いて向かったのは乳製品コーナーです。
ここは高タンパク質食品の宝庫です。
まずおすすめは豆乳です。
どこでも売っている「キッコーマン調整豆乳200ml」
こちらの商品は定価90円にも関わらず、タンパク質含有量7gと優秀です。
糖質も含まれており、筋肉回復にはピッタリです。
脂質も含まれていますが、スナック菓子やプロテインバーに使われるトランス脂肪酸ではなく、良質な摂るべき脂質です。
注意点としては大豆に含まれるのはソイプロテインなのでホエイプロテイン(乳清)に比べて体への吸収はゆっくりです。
喉が渇いていれば1リットル入りもアリです!
これを飲み干せばタンパク質摂取量は35g!
定価280円と安価なのに筋肉回復には十分な量です。
ドライブ中でも飲みやすいようにストローが付いています。
続いてはチーズ。
雪印の6Pチーズも定番ですが、ここでは色々な味が選べてお手頃価格の雪印ベビーチーズをおすすめします。
定価は206円。タンパク質含有量は1個あたり3gですので1パック食べれば12gのタンパク質が摂取できます。
先ほどの豆乳と違い、こちらは牛乳由来のタンパク質なので体に素早く吸収されます。
注意点としては炭水化物の量が少ないこと。
タンパク質の吸収には糖質も必要ですので、おにぎりとの合わせ技がおすすめです。
アーモンドやカマンベール、ブッラクペッパーなど色々な味が発売されていますので、気分に合わせて選ぶのも良いですね。
そしてヨーグルト。
以前はほとんどのヨーグルトが味が付いていたり、砂糖袋が付いていたのですが、最近はプレーンも増えてきました。
ドライブ中にプレーン大容量タイプはきついのでここは加糖個食タイプを選びましょう。
定番の明治ブルガリアヨーグルトは多すぎず、少なすぎずの量でタンパク質含有量は7.7g。
味がなくても大丈夫な方は明治ブルガリアヨーグルトプレーン大容量400g。
こちらはタンパク質含有量13.6gと優秀です。
一押しは最近よく売っているオイコスヨーグルト。
少量の食べきりサイズでタンパク質含有量は10g。脂質0gなのもうれしいです。
価格は150円くらいとやや高めです。
ヨーグルトもチーズと同じ牛乳由来のタンパク質なので素早く体に吸収されます。
そしてタンパク質補給の定番、牛乳です。
飲みやすい200mlパックでタンパク質含有量は6.8g。炭水化物も含まれていますので筋肉回復におススメの食品です。
牛乳を選ぶときに注意しないといけないのは「牛乳」と「乳飲料」の違いです。
乳飲料は牛乳とは似て非なるものです。
タンパク質含有量は牛乳とあまり変わりませんが、牛乳本来に含まれるものではなく、添加されたものです。
その違いを分かった上で選びましょう。
生成食品コーナー。
ここでのお薦めはチクワです。
安価、食べやすい、高タンパク質、低脂質と筋肉回復の条件を全て満たしています。
チクワはそれぞれの地域で様々な商品が売られています。
3本入りは概ね1本30g。
タンパク質含有量は1本あたり3.7gなので3本で11,1gになります。
それでいて脂質は3本で僅か1,8g。
非常に優秀な食品です。
1本パックの大きなチクワは90gありますのでタンパク質含有量は11g、脂質は1.8gとなります。
高級チクワは魚のみから作られるので炭水化物は少なめですがドラッグストアに売っている安価なチクワにはデンプンが練りこまれています。
そのおかげで炭水化物も同時に摂取できるという優れものです。
その他にも、地域独自の練り製品がドラッグストアには安価で売っています。
遠征先ではそんな練り製品を選ぶのも楽しいですよ!
そしてアルコールのコーナー。
ここでは酒のつまみを狙いましょう。
実は酒のつまみには高タンパク質商品が隠れています。
まずは定番のつまみ「あたりめ」です。
あたりめはイカを日干ししたもの。13g入りの小さなパックで6.8gのタンパク質含有量です。
一袋100円程度で買えてしまうのもうれしいですね。
ドライブ中にカミカミしていればあっという間になくなってしまう量です。
脂質、糖質ともに0gに近いので、筋肉回復を考えておにぎりと一緒に食べることをおススメします。
味付きウズラの卵も見逃せません。
こちらは卵だけあってタンパク質含有量は22個入りで驚異の24g!
豆乳1リットルに次ぐタンパク質含有量です。
食べやすいように個別包装されている商品もあります。
卵なので脂質が高めですが、菓子パンから摂取するよりも良質な脂肪です。
食べやすいのを選ぶならビーフジャーキーもおススメです。
様々な商品がありますが、30g入りでタンパク質含有量は15g。
あたりめに比べて値段は高めで脂質も多くなりますが、気にするほどでもありません。
ビーフジャーキーではなく、得体のしれない加工品も混じっていますので、裏の成分表をよく確認しましょう。
アーモンドを含んだナッツ類もお薦めです。
ナッツ類には今まで紹介した食品には含まれない食物繊維が豊富です。
ナッツ類は小さな袋なら30g。タンパク質含有量は6gです。
1袋の量が少ないのでタンパク質含有量は少なめですが、運転中でも手軽につまめて、食物繊維や良質な脂質も摂取できるところが見逃せません。
おつまみコーナーで注意したいのは「いかの袋揚げ」などの加工食品です。
確かにタンパク質含有量はおおいのですが、それ以上に脂質が含まれています。
この脂質は避けるべきトランス脂肪酸なので、選ばない方が賢明です。
酒のつまみには筋肉回復に適したものとそうでないものが混在しています。
裏の成分表示は要チェックです。
いかがでしたか?
ドラッグストアを活用すればレースやトレーニング帰りのドライブ中でも必要な栄養を補って素早い回復ができます。
今回は車の運転中でも食べられる食品を選びましたが、ドラッグストアには最強の高タンパク質食品、缶詰も売っています。
こちらはまたの機会にご紹介する予定です。