ロードバイクトレーニングの必須アイテムとなりつつあるZWIFTですが、実は競輪選手にも愛用者が数多くいます。
最も活用しているのはS級1班の佐々木雄一選手です。
佐々木選手についてはこちらの記事を参考に。
競輪界のZWIFTパイオニア!佐々木雄一選手のZWIFTトレーニング徹底解説!!
佐々木選手は2019年8月からZWIFTをしており、現在はレベル43と当ブログ調べで競輪界NO1です。
KEIRINグランプリ2019年覇者である佐藤慎太郎選手もトレーニングにZWIFTを取り入れています。
30分ごろからZWIFTする佐藤慎太郎選手が見られるよ!
佐藤慎太郎選手のZWIFTアクティビティは非公開となっています。
その他にもZWIFTでトレーニングしている競輪選手は多いです。
こちらの記事も参考にして下さい。
今回紹介するのは南修二選手です。
南選手は1981年9月7日生まれの39歳です。
大阪支部所属で88期。
S級1班所属です。
負けず嫌いの性格で知られており、大塚健一郎選手(大分)との勝負を度外視した競り合いは伝説のレースとなっています。
再生回数は90万回に迫る勢い!
因みにレースは両者失格になったよ
大阪産業大学付属高校在学時に自転車競技を始めました。
高校時代がら競輪選手を志していました。
全国高校選抜トラック競技エルミネーション3位。
高校卒業後競輪学校に入校します。
競輪学校順位は36位。
卒業後わずか2年でS級に昇格し、10年以上維持しています。
「差し脚」で激しいレースをするため多くのファンがいます。
南修二選手は2018年7月ごろからZWIFTをしています。
最初の頃はアクティビティ非公開でしたが、2020年4月ごろからアクティビティを公開しています。
ZWIFT有料版のサービスが開始されたのが2015年10月なのでかなり初期からZWIFTを始めています。
南選手はレースを中心にZWIFTをしています。
ワークアウトは他の競輪選手と同じくVo2max強化を主眼に置いています。
最初に紹介するのはRAMP TESTだよ!
ZWIFTランプテストは1分毎に一定ペースでパワーが上がっていきます。
限界まで漕ぎ続け、最後の1分間の平均ワット数に0.75をかけてFTPを推定します。
南選手のRAMP TESTでは410W付近まで上がっていますのでFTPは307Wくらいと推定されます。
データによると体重は80kgなのでパワーウェイトレシオは3.8W/kgと推定されます。
ワットグラフからの推定なので正確な値ではないね!
競輪選手はロードレーサーと異なり、上りがありませんのでパワーウェイトレシオよりも絶対的パワー値が重要です。
WRINGERとは「絞り込む」という意味です。
ギリギリまで追い込まれるきついZWIFTワークアウトです!
WORKOUTS→LESS THAN HOUR TO BURN→THE WRINGERで選択してね!
THE WRINGERはFTPの2倍を30秒間。
レストは最初は2分40秒間ありますが徐々に短くなり、最後は1分50秒になります。
FTP2倍を30秒間はきついです。
20秒過ぎからかなりの疲労感になるはずです。
南選手は600W程度で30秒間です!
このワークアウトは無酸素域トレーニングに見えますが、目的はVo2max強化です。
Vo2maxを強化し、FTP上昇を狙います。
ワークアウト時間は43分45秒。
ストレスポイントは87です。
ZWIFTに用意されているワークアウトなので誰でも挑戦できるよ!
43分のワークアウトでストレスポイントは87もあるよ!
600W30秒!
Vo2max強化にフォーカスしたZWIFTワークアウトです。
WORKOUTS→GCN→FLAT OUT FAST→VO2&ACで選択してね!
GCNのワークアウトは全てハードです!
VO2&ACはVo2max強度を3分間→2分レスト→無酸素域を2分間を4セット繰り返します。
セット間のレスト部分は5分間ありますが75%FTPなので完全に回復するわけではありません。
徐々に疲労が溜まっていくので集中してワークアウトしましょう!
ワークアウト時間は1時間9分でTSSは94です。
南選手が頻繁に行っているワークアウトです。
50分バージョンとセットを増やした1時間20分バージョンがあります。
VO2MAX強度で2分30秒間。
セット間のレストは4分間です。
50分バージョンは4セットですが1時間20分バージョンは7セットです。
シンプルなワークアウトですがVO2MAX強化が期待できます。
南修二選手のワークアウトは公開されているものなので誰でも挑戦できるよ!
競輪選手と同じワークアウトができるのはZWIFTならではだね!